あらゆる困難をクリアする、
つまり解決・克服する方法として
唯一のものがあります。

それは、
”共同体感覚を高める”を
唯一の目標と定めて
行動することです。

いろんな方法や
いろんな目標が
「しあわせに生きる」とか
「生き延びる」とかいう
目的を実現するために
浮かびますけど、

それらをすべて
”共同体感覚を高める”に
つなげていく、ということです。

これで人生で出会う
あらゆる困難をクリアできます。

共同体感覚とは
自分の居場所がある感覚です。

自分がここに居ても良い、と
感じられると安心します。

生きてていいんだ、と
思えてきます。

自分が自分に
「そこに居ていいよ」と
言うことは自分次第なので
自分ひとりでできます。

でも、自分以外の誰かに
「そこに居ていいよ」と
言ってもらえるかどうかは
相手次第なので
自分ひとりではできません。

そこで「対人関係」を
持つことが必要になります。

でも、
ただ持てばよいかと言えば
そうではなくて、
相手が自分に
「そこに居ていいよ」と
言ってくれるような関係に
ならないと共同体感覚を
高めることはできません。

そこでの対人関係を
「相手より自分優先」とすると
相手の利益、そして
”自分と相手”という共同体の利益に
貢献がほとんどないので、
相手は自分に
「そこに居ていいよ」と
言いにくい状況です。

端的に言えば
「相手を自分の利益に
一方的に利用する関係」だと
相手にとって自分は
ただ迷惑な対人関係に
なってしまいます。

なので、その逆をして
共同体感覚を高めることを
期待します。

逆なので
「自分より相手優先」です。

自分のことは
ちょっと横に置いておいて
相手の役に立つことを
してあげよう、という心の態度と、
そこから生ずる行動、です。

もちろん
「相手の役に立つことができる自分」
である必要がるので、
ちゃんと食事はするし
身なりも清潔にするし、
その他”自立”のために必要なこと、は
「自分のことを横に置く前」に
しておきます。

”自立”のない状態で
相手の役に立とうとするのは
依存的な行為ですから。

そうして
相手の役に立つことをして
相手が喜んでくれると嬉しいです。

喜んだ相手は
自分の存在を大切に
思ってくれます。

そこで出てくるのが
相手からの
「そこに居ていいよ」です。

誰でも自分の利益を
大切にしてくれる人は
「そこに居ていいよ」の存在です。

当然、その逆の
自分を己の利益のために
一方的に利用しようとしてくれる人は
「そこに居てほしくない人」になります。

なので相手に
「そこに居ていいよ」の存在になるために
良好な対人関係を構築して
その関係を維持しようとすることが
共同体感覚を高めることに
とても役に立ちます。

あらゆる困難は
この良好な対人関係を構築し、
維持しようとすることを
目標とすることで解決・克服できます。

ただ、
対人関係を持とうとする相手が
自分との関係を拒絶する場合は
その相手と対人関係を
持つことはできません。

その相手に
いくら貢献しようとしても
お互いの犠牲が増えるばかりなので
そんなときはその拒絶を尊重して
今はその相手と関係を持たないことが
相手との良好な対人関係となると
みなすことで犠牲を出さずに済みます。


今自分は何をしたらよいのか
迷ったときにはいつでも
「共同体感覚を高める道」に
戻ると、次にすることが見えてきます。




お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ9年目、常楽でした。



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