自分の知らない自分を知ると
自然と自分は変わります。



姿勢を写真に撮って見てみると
「え!?自分ってこんななの?」と
自分のイメージと違ったりします。

そして、改善したくなり、
首を後ろにしてみたり
背筋を伸ばしてみたりして
見栄えの良い自分を目指してみたり。

自分のライフスタイル
客観的に知ると
似たようなことが起きます。



自分のライフスタイルを
客観的に見るためには
意識的に見ることが必要です。

その方法で簡単なのが
・家族のライフスタイル図を作る
・過去の感情が大きく動いた出来事を話す

この2つ。



家族のライフスタイル図を作る、とは
自分の家族それぞれが持つ
ライフスタイルを書き出すことです。

ライフスタイルは次の3つ。
「自己概念」
「世界像」
「自己理想」

家系図のように書いても良いし
一人ずつ個別の紙に書いてもできますね。

おすすめなのが
少し大きめのフセン一枚つき
一人ずつ書いて、
それを壁や床に貼って並べる方法です。

父親に一枚
母親に一枚
祖父母、息子、娘にも一枚ずつ。
家族以外で家族みたいな人がいたら
その人の一枚も作ってみても良いですね。

書いて並べて、眺める。
すると相関関係が見えてきたりして
自分のライフスタイルの
今の形が構築された経緯が
「仮説」として見えてきます。

そして
その図を日々更新し、
自分の「仮説」も日々更新する。

繰り返していくうちに
今までなかった気づきを得られたりして
自分の中の「謎」みたいなものが
ほどけていく。

眺めるときに
大切なのは、思考、よりも
感じる感覚を優先することです。



もうひとつは
過去の出来事で
感情が大きく動いたものを話すこと。

これは聞き手がカギとなります。

聞き手は「聞くこと」ができる人。

自分が話すことについて
反対意見する人や
問題解決として扱う人、
批判や評価を下す人は
ふさわしくありません。

また、自分の話を
他の人に話す人も
ふさわしくありませんね。

ただひたすら「聞く」が
できる人がふさわしいです。

その聞き方は一般には難しいので
安心して話せる人が見つからない場合は
専門家に依頼すると良いですね。
(メンタルコーチですね!...笑)



やることは簡単で
ひとつの出来事を
気が済むまで話すこと。

他の出来事に移りそうになっても
終わるまでは移りません。

気が済んだと思ったら
振り返ります。

振り返り項目は
・話してみて気づいたこと
・話してみて役に立ったこと
・話してみて興味深かったこと


終わったら他の出来事の話をする。

続ける中で
同じ出来事の話を
何度しても良いし
それぞれ別の話をしても良い。

最初に話す時間を決めておくと
お互いに都合よく終われますね。



これらの方法、
ここに書くのは簡単だし
読んで方法を知るのも簡単です。

でも、成果があがるまで
継続して取り組むことは
忍耐や辛抱強さが求められます。

なぜなら
今の自分が変わりそうになるからです。


自分の心は
変化が起こらないように
普段からバランスをとってくれてます。

変化が起きそうになるので
心は戻ろうと機能します。

なので、
変化を起こすためには
その戻ろうとする機能を
乗り越えることが必要です。



波が怖い子供が
波に慣れるまで
波打ち際で波の体験を
少しずつしていくと、
やがて波への怖れが消える感じ。

波に慣れずとも
生きていけますが、
波に慣れて遊べるようになると
楽しいです。

ライフスタイルの変化は
子供にとっての波のように
怖れを感じるかもしれません。



ライフスタイルを変化させずとも
生きていけますが、
自分が起こしたいと望む変化が
形になったら、

これも子供にとっての波のように
きっと楽しいですよね。




お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ7年目、常楽でした。



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