暴力とは
相手に対する行為や態度のうち
相手自身が「暴力だ」と認めるもの。




頭を叩いても
相手自身が暴力と認めなければ
それは暴力にならない。

頭をなでただけだが
それを相手自身が暴力と認めれば
それは暴力になる。

頭を叩かれたことが
後になって「害を受けた」となれば
その行為は、その時点で暴力となる。


相手が「害を受けた」と認定すると
すべて暴力となる。

行為+認定
セットで、暴力となる。

ただ、ここでいう暴力は
裁判で扱われるような
法的なものとは違う。




暴力になりうる行為は
日常的にある。

それが暴力とならないのは
その行為や態度の目的が
共有されているから。


いつも友好的な相手から
名前を呼ばれたら
それは暴力とはならない。

でも、
いつもからかってくる相手に
名前を呼ばれたら
その行為は暴力と認めたくなる。




全部の行為や態度が暴力になりうるが
全部について判定するのは
平和な気持ちで生活することに
影響を与えてしまう。

そこで、まとめてみました。


・身体的暴力
痛い思いをさせて、支配する。
痛い思いをする可能性を示して、支配する。
相手の大切なものを痛めつけて、支配する。
相手の大切なものを痛めつける可能性を示して、支配する。
その他、相手の嫌がることをする。

・心理的暴力
怒鳴ったり大きな音を出したりして恐怖を与える。
相手の行動や態度を責める。
相手を孤立させる。
暴力の原因は相手にあると責める。
誰かとの暴力のぶつけ合いを見せる。
従わなければ通報する、自殺する、別れるなどと脅す。
その他、相手が嫌がることをすると示す。

・性的暴力
相手の身体や持ち物などを性的に利用する。
性的な画像や動画を見せる。
避妊に協力しない。





相手が不安になろうが
どうなろうが、
自分が安心したい。
そういう身勝手な行為。

身勝手に行為を
いきなり起こすより、

もし安心したければ
「安心したいので協力して」と
目的を共有すれば
まず暴力にはならない。

悲しみがあるなら
「癒すのに、力を貸して」と
協力をリクエストすれば
まず暴力にならない。


自分も相手も
大切にしようとする心の姿勢を
大切にし続けることで、
平和が育っていくのです。




お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ7年目、常楽でした。


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