感謝をしなくちゃならないこと
そんなもの、ありません。

感謝は感情のひとつ。
出そうと思って出すものじゃなく
自然と湧き上がってくるもの。

感謝したくなる状況になったとき
自然に湧き上がってくるもの。




「感謝しなさい」と言う人がいたら
どうしてそう思うのかを
詳細に聞く。
納得できるまで聞く。

そうして聞き続けて
納得できたら、
その時には自然と感謝を感じてる。

逆にいくら聞き続けても
納得が来なければ
「感謝しなさい」はその人だけのアイデア。
それに無理に同調する必要は、ありません。

でも、「感謝できません」なんて言ったら
その人と対立するかもなので、
自分のものではなく
「その人の考え方」としての理解を示してあげる。
「そういう見方もありますね」みたいに。
それなら対立にはならない。




「これって感謝した方が良いこと?」
そんな思いを抱いたときは
直接に感謝をしようとするよりも、
自分はどんな恩恵を受けているのか
どんな利益を享受しているのか
そのあたりを詳細に見ていこう。

抽象的なものが
具体的になっていくことで
「お、なるほど」みたいに
身体が勝手に感謝を感じてくれる。

こんな感じで
「感謝を探しにいく」のは
心を豊かにしてくれるので、
おすすめです。




感謝は行動ではなく感情です。
「すること」じゃなくて「感じること」。

感じた後に
言葉にして伝えたり
手紙にして渡したり
花を贈ったり
肩もんであげたり
プレゼントしたりして
行動で示すことで
感じてるだけの感謝が
形あるものになっていきますね。





お読みいただき、
ありがとうございます。


プロコーチ7年目、常楽でした。



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