クロハ69の連結相手とするクモハ51とクハ68を引き続き組み立てます。

 

クハ68のグロベン配列は、6窓中央柱の箇所とその間に2個が入って均等間隔になる一般的なタイプを選びました。

クモハ51と同様に、屋根板に前後方向の中心線をシャープペンシルで描き、屋根を跨いだ透明テープ2ヶ所の右側ラインが6窓の中央柱になります。この間の46.5mmにグロベン4基が等間隔に搭載されるので、取付穴の間隔は46.5mm÷3=15.5mmとなります。前寄りテープの右側を基準に、15.5mm間隔で7ヶ所の取付用穴を開けました。φ0.5mmで下穴を開けてから順次拡大して、グロベン取付穴の指定寸法φ2mmに仕上げています。

 

上側がクモハ51、下側がクハ68です。(何れもグロベンは、挿し込んだだけで未接着)

 

グロベン配置の基準位置は、側面から見ると上側のクモハ51が乗降扉の中心線、下側のクハ68が6窓の中央柱になっています。

 

更に、それぞれの屋根板に添付パーツのヘッドライト(通常形)、四隅の屋上ステップを、クモハ51にはパンタ脇の踏み板(幅広形)、避雷器を指定位置に接着すれば、屋根板の加工は終了です。

 

次は、ボディを組み立てますが、接着前にそれぞれの前面板に加工をしておきます。

モールドで表現されたテールライトの中心にφ0.5mmで下穴を開け、銀河モデルのテールレンズに合わせてφ0.8mmに仕上げました。

 

ボディを箱形に接着しました。

 

屋根板と床板を仮嵌めし輪ゴムで止めた状態で、完全に固着するまで放置しておきます。なお、屋根板・床板をこのように利用するため、屋根上や床下機器のパーツを先に接着してしまうと邪魔になるばかりでなく、損傷する恐れもあるので、パーツの接着作業は後回しにしています。

 

昭和35年~36年頃の京阪神緩行線は、京都方にクロハ69を連結した基本編成が2M2Tの4両編成、付属編成は2M1Tの3両編成でしたので、混雑時の両編成を連結した7両編成では、4M3Tとなります。クロハ69に加えて形が見えてきたクモハ51・クハ68で1M2T、着手仕掛りの茶坊主ことクハ76とモハ70が完成すれば2M3Tになりますが、更に2M(車種未定)が必要です。4Mの内で、どの車両に動力ユニットを搭載するかも決めていないので、後々面倒な事態が発生することになるかも知れません。(続く)

 

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