JR東日本の583系は、先日の天理往復の臨時列車がラストランになるのではと囁かれています。
 

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KATO製のクハネ583旧製品(品番4080)です。最近になって、ドタバタする事態に陥りました。
 

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私の583系はモノクラス7両編成で、素性がバラバラの寄せ集めです。


事の始まりは、中古販売店で見つけたクハネ583のASSYパーツです。

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クハネ583のボディと床下セットの新品(未開封品)が、半額の値札に惹かれて購入したのは2005年9月のことでした。開封もせずに10年近くも保管したまま、忘れていました。

 

 

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2013年に模型店の店頭で偶然見掛けた2両増結セットの新品を、定価の15%引で購入。2014年末に583系のフルリニューアル製品が発売となり、2015年初には旧製品となったサハネ581の新品が定価の2/3で販売されており追加で購入。同時にクハネ583の台車も2両分を購入して、パーツ状態のままだったクハネ583もようやく組立を完了しました。まだ、M車がないので編成で走行させることは出来ません。

 

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手前から、クハネ583,モハネ582(T),モハネ583,サハネ581の各車。全て黒色車輪で密連カプラーBの付いた台車を履いており、統一は採れています。こうして並べてみると、モハネ583とサハネ581は窓配置が全く同じだったことが判ります。

 

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左側から、モハネ582,モハネ583,サハネ581です。モハネ583とサハネ581は窓配置が同一ながら、連結面の造作(冷却風道の有無)がキチンと作り分けられ別の車体であることが判ります。

 

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2015年に、黒色車輪で密連形カプラーB付の台車で、M車を含む中間ユニットが中古ながら見つかり、2000円位で購入。これで、ようやく走行可能なモノクラスの7両編成が揃ったと安心して引出に仕舞い込みました。

先日、583系ラストランの記事を見て、仕舞い込んで忘れていたいた583系の編成を引っ張り出して走行させてみたのですが、ライトが点灯しません。

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ライトレンズは嵌っていますが、よく見るとヘッドマークが付いていません。

 

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案の定、ライト基板が装着されていませんでした。昔のASSYパーツの床板セットは、ライト基板と変換マークを別途購入する必要がありました。クハネ583を長年に亘ってASSYパーツ状態で放置し、中間車もバラバラと購入していたので、ライト基板とヘッドマークの手配が必要なことをすっかり忘れていました。ホビーセンターが大阪・江坂にあった時代ならばひとっ走りして、なんとか代品でも見つけることが出来たのでしょうが、今となっては手遅れです。さて困ったが実は今回のテーマなのです。

KATOのホームページを583系で検索すると、2010年12月版の受注生産ASSYパーツ注文書に583系の構成部品が網羅されたリストが見つかりました。
 ・ライト基板 : 品番4170G クハ183 ライトユニット(電球タイプ)
 ・変換マーク : 品番4080E クハネ583 変換マーク

クハ183は所有しているので、分解すればライト基板の形状は判明します。また、変換マークの機構部分もクハ183用が使えるのか、ついでに確認できます。

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クハ183を分解してライト基板が挿し込まれた変換マークを取り出しました。クハネ583に装着すると、このままで使用でき、ライト基板自体も汎用のものと判明しました。

かつて、183系に嵌っていた時期があり、汎用のライト基板以外のASSYパーツはストックを持っています。

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変換マークは、品番こそ違いますが183系・189系に共通に使用できますのでこれを充当します。ライト基板は、手持ちの新103系用(中古品)がそのまま使用できます。今回は電球をLED化することとし、ライト点灯と同時に前進・後進に係らずヘッドマーク照明も兼ねているので、ヘッドライト用・テールライト用とも白色LEDを使用することにしました。

 

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ライト基板から電球2個とダイオード2個を半田ゴテを使用して取り外して、白色LED(φ3砲弾型)2個と560Ωの抵抗1個を写真のように半田付けしました。写真の左側がヘッドライト用のLED取付状態、右側が裏面のテールライト用のLED取付状態を示しています。なお、手前に置いた未使用のLEDは、基板取付時の極性の向き(長いリード線がアノード:+側)を示します。

 

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ヘッドマークの文字が見えるようにLEDの電圧(明るさ)を落として撮影しています。車体にはJNRの文字が表示された国鉄時代のモノクラス7両編成ですので、定期列車ではなく臨時列車にすれば良さそうです。183系の中央ライナー用の字幕の中に偶然「臨時」幕がありました。ただ183系の前面表示部はもう少し縦方向に長いため、文字が下寄りになってしまうのは致し方のないところでしょう。

白色LEDを使用したため、ヘッドライトのレンズにクリアオレンジを塗らないと電球色になりませんが未処置。テールライトの明るさが不足気味、そこで電圧を上げると光の洩れ込みが大きくなるなど、まだ課題は残っていますが、取敢えずはヘッドマークも入りヘッドライト・テールライトが点灯するようになったので、レンタルレイアウトに持ち込んで思い切り走行させてから改めて対策を考えることにします。

 

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