東京都日本橋にある
アーティゾン美術館へ行ってきました
今回見たかったのは
こちらの企画展!
以前、カール・アンドレというアーティストの
企画展を見に行ったんですが
アンドレに大きな影響を与えた
アーティストの一人として
ブランクーシの名前が
紹介されていたのを
何となく覚えていたんです。
《参考記事》
千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館に行ってきた♡企画展【カール・アンドレ】と心洗われる庭園
絵画も好きだけど
彫刻や立体の展示にも興味があって!
↑
この《接吻》を
生で見てみたかった
終了間際に
滑り込みで行ってきました!
あった!
《接吻》
石だけど温かみがある。
お互いの背中までながーく伸びた腕で
ぎゅっと抱きしめあってる姿。
微笑ましい
頭や耳や肩のあたりは
しっかりと形取っているけど
目鼻のあたりは
どこかぼんやりとしている。
苦しそうな雰囲気が伝わってくる反面、
見る人に
いろんな表情を想像する余地を
残しているように感じました。
《頭部》
つるりとした銅製の作品が
他にもありました。
どれも印象的だったなあ
これは《魚》。
磨き上げられた銅製。
眺める角度や視点を変えると
光が反射したり拡散したりして
また違った見え方になるのが
おもしろい
《雄鶏》
照明がつくる影も
作品の一部のようでした。
《空間の鳥》
写真もたくさんありました。
単に記録するためではなく
撮影された写真を眺めることで
違う側面から作品を解釈したり
別の視点を見出す手段として使ったんだそう。
こちらはアトリエで過ごす
ブランクーシの
セルフポートレート。
《空間の鳥》の写真も。
私は
ふだん講師活動をしていて
受講生が作品を描けるように
いかにわかりやすく
具体的に伝えるか
というところに
力を注いでいるんですよね。
なので
芸術作品の中でも
今回のように抽象的なものや
いろんな見方ができるものに触れる時間は
イメージの器を
ぐいーんと広げてくれるように感じます
それと
平面の絵よりも立体物の方が
いろんな角度から眺めやすい気がしますね。
・上から見下ろす
・目線の高さを揃える
・下から見上げる
その視点だから見えるものがあるし
視点が増えれば気づきの数も増えることが多い。
ブランクーシは彫刻家として
活躍したアーティストだけれど
今回の展示で
写真(カラーもモノクロもありました)や絵や
他のアーティストとの交流など
いろんな手段で彫刻と向き合った
彼の在り方に触れることができたのも
私にとってよかったことの一つです。
すぐに視野が狭くなっちゃうからな〜
ものごとをいろんな角度から
眺めるようにしたいな
《接吻》キーホルダー
買っちゃった