「頑張る」の意味。-間違えないために- | 詩禅美|東京美学倶楽部 -祐音文学- |西尾祐里 公式ブログ

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前回、

という記事を書きましたが、

その続きを書く前に。


”頑張る”という言葉について、
ちょっと触れてみます^^


goo辞書によると


1 困難にめげないで我慢してやり抜く。

2 自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。
  我 (が) を張る。

 
3 ある場所を占めて動かないでいる。


とあります。


今から5~6年ほど前、
とてもお世話になった方に言われたことがあります。


「あのな、ゆりちゃん。

頑張るっていうのは”我を張る”とも言うんやで。」



”我を張る”=”自分の考えを押し通して譲らない”



これはどちらかというと
悪いほうの意味合いで使われることが
多い印象です。


その感じの「我を張る」というのは、

”ひとつの囚われた考え方”といいますか・・

何かそこに”執着心”が見えるような・・

そんなものを指しているのではないか、と、
個人的には感じています。



さて、ここからは持論なのですが。。


私は”我を張る”が、全部悪いとは思いません。

捉え方・・使い方とでも言いましょうか。。


例えば。。


「信念」という言葉がありますが、

これは

”正しいと信じる自分の考え”


と辞書にあります。

「志」という言葉の意味にも
”信念”という言葉が出てきます。



「信念」「志」という言葉は、
良い意味合いで使われることが
多いと思いませんか?



ここでもう一度「我を張る」に戻りますが、


”我を張る”=”自分の考えを押し通して譲らない”


ここでいう”自分の考え”が
「信念」や「志」ならどうでしょう?



”信念”や”志”というのは、
そうコロコロ変わったりしませんよね?

それは、

自分の根幹にある願い、
想いの強さだからだと思うのです。

そしてそれは、

決意を生み、自らを奮い立たせ、
行動にうつす力を生むものです。


私は、こういう意味合いで「我を張る」・・
つまり「頑張る」のは、

誇り高く、美しいことだと思っています。



「頑張る」って、

そこに
「どんな意図を持つか」が鍵なのではないか


と思うのです。



「どんな願い」「どんな想い」がそこにあるのか。


”~せねばならない”とか

”~が正しかったから”

”~がうまくいくから”

と、ただ経験則だけで判断するのではなく、

そこに「どんな意図があるか」・・


もっと言えば、

「どんな願い、想い」があるのか。


そこまでしっかり明確なことには、

”頑張りんしゃい!”と言って良し。


そう思う私は、

これからも目指すものに対して「頑張ります!!」



あなたは、良い意味で”頑張って”ますか?

そこに、”しなやかさ”はありますか?