先日、労働基準監督署で従業員就業規則の作り方説明会があり、参加してきたのだけど、
そのなかで、
ハラスメントについて臨床心理士のかたからの講話があって、
それを聞いて感じた違和感について。
話しの内容は、
職場でモラハラを受けたひとがあれこれどうなって、
モラハラしたひとが異動になって、
どうのこうの、という、
よく聞く、よくある話しだったのだけど、
違和感を感じたのは、
臨床心理士が
モラハラを受けた側を「被害者」、
モラハラした相手を「加害者」、
という言い方をしてた点。
被害者?
加害者?
なんだ?そのままごとみたいな分類わけ。
持って行く方向がまちがってないか?
早い話しが、
会社がやっかいごとに巻き込まれないように、
誰かに責任を負わせて終わらせるためのセッティングじゃないの?
そんな片棒を
臨床心理士がかついでるの?
さらに恐ろしいのは、
加害者を罰することが正義だと言わんばかりのご様子だったこと。
どっちも大切な従業員だよ?
ひと、だよ?
守るべきは、ひとじゃないの?
ほんとうにいいなとおもうのは
ふたりが心を通わせられることじゃないの?
そのためのサポートは
誰がするの?
まるでマニュアルに沿って対応するかのように
被害者と定義したひとを
腫物でもさわるように扱い、
ほんとうの被害者にしてしまっていないか?
講話を聞きながら、
疑問と
胸糞悪さでいっぱいになった。
この当事者たちは、
会社での立場、みたいなものをとりはらって、
一個人として、
ひとりの人間として、
じぶんの感情に向き合わせてもらえたんだろうか?
そして
おたがいにちゃんと意思をぶつけてみることはできたんだろうか?
もし、それができていたなら、
まったくちがう世界が生まれたはず。
(わたし経験者)
ほんとうなら、
こういう状況を解決すべきは
臨床心理士でも心療内科でもなく、
「その上の上司」じゃないか?
その上の上司が、
部下たちの問題を解決するべき。
どちらも大切な従業員なんだから。
これが機能していないのが、元凶じゃないか?
臨床心理士のかたの話しでは
けっきょく話題のひとたちは
上司は別の部署へ異動となり、
心を病んだ部下は職場に復帰はしたけど、
部署はちがっても業務上まったく関係がないわけではないから(当たり前だよねおなじ会社なんだから)
その上司から電話があると身体がかたまって声がでなくなる、という後遺症が残りました、
という話しだった。
よくある話しだ。
何の解決にもなってない、お手本だ。
会社が規則上、裁判のような争いが起こらないようにできただけ。
当人たちに不消化な傷を残しただけだ!
環境を変えたところで、
心は消化できないよ?
世の中がひとの心を失い過ぎてる。
おかしすぎる。
臨床心理士は
何をする仕事なの?
話しを聞いている限りでは、
当事者はサイコなひとでもなんでもなかったので、
残念で仕方ない話しだった。
わたしは、この当事者たちは仲良くなれる気しか、しないです。
そっちの世の中のほうがずっといいです。
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