君がいない
地獄のような毎日はただただ早く時間が過ぎていくのを待つことしかできない
いっそ
カセットテープのように早送りボタンひとつで人生を早送りしてしまいたいのに…
君はたしかにあの日まで私の隣にいたよね?
私の隣で微笑んだ
ケンカした次の日の朝仲直りしようってハグして強く君を抱き締めた
2日前には雨が降って合傘してくっついて歩いたね
君は雨なのにニコニコして嬉しそうだった
前日は一緒に風呂に入り頭を洗ってくれた
風呂からでてひとつになった
君の体温が温もりがまだまだ体に焼き付いてる
私の部屋には君と選んだ洋服や小物がたくさんある
ひとつひとつはっきりと覚えている
あの光景 あの瞬間
君のセリフ 君の表情 声
好きな人との時間ってこんなに細かくはっきり記憶に残るんだね
こんなに君のことを見つめていたんだ
今 一人でいる時間 君がここに居たらって目をつぶる…
はっきり映し出されるんだ
今日はこんな服を着てるんだね
今日はこの帽子 この靴にしたんだね
君はしっかりアイロンをかける
全財産残りの一万円しかないのにどーしてもアイロンが買いたいんだって言った君
君らしい
そんなところが好きだった
私はお酒を飲むと華奢な君の肩に手を回して歩くのが好きだった
お付き合いをする前
君に触れる方法を考えたらこれが一番自然にできた
なのに
棺の君の肩はカチカチに硬くなっていた
石?なにこれ…っていうくらい
君はいつも私の手を握る
どこに居ても私の手を探すんだ
運転しながらも私の手を握る
棺の君の手は
動かなかった…
君のいないこの世界
私はどうやって生きていけばいいのか
教えてよ
君の残像
毎日が地獄のよう
君がいなくなって4ヶ月と3日
毎日のように君の残像とでくわす
信号待ちをしているとむかいに君の姿
私の名前を呼びながら手を降ってむかってくるんだ
高いところを見ると私の名前を呼びながら手を降ってビルから飛び降りるんだ
そんな君はいつもニコニコ笑ってるんだ
・・・・・
助けにいかなきゃっていつも思う
カウンセリングに通っていてその話をしたら
助けられなかったことを悔やんでいるのね
って言われた
そう
助けたかった
救ってあげたかった
毎日それを思う