時代の転換期と人生の転換期~映画のギャザリング開催レポ | 本音で生きる人生の愉しみ方~ライフナビゲーション

本音で生きる人生の愉しみ方~ライフナビゲーション

【大人のギャザリング】美術館でのガイド付きの観賞ツアーやアートトリップ・起業を目指す人のお金の知識講座・アラフィフ向けの起業スタートアップ講座・枠を外して本音で生きる為の個人セッションをしてます。『明日で命が終わるとしても後悔しない人生を!』

人生に彩りとほんの少しのスパイスを

アートライフナビゲーター・田村由香理です。

 

快晴で花粉も絶好調に飛び交った(笑)3月17日の日曜日
恵比寿にて
【あなたの感性を開く~文壇サロン・映画のギャザリング】
を開催しました。


 

東京都写真美術館で今日から上映開始となった
ルキノ・ヴィスコンティの映画『山猫』の初回を皆で鑑賞し
その後、イタリアンレストランでのランチ会で
映画の感想のシェアと”ご自身の印象に残る映画”について
存分に語り合いました。
(喋り足りなくて(笑)、食事の後は別のお店に移動してのカフェタイムとなりましたが…)


 

『ルキノ・ヴィスコンティ』
イタリア映画界の至宝


 

ミラノの名門貴族であったヴィスコンティ家は
13世紀にはローマ教皇も輩出したほどの家柄。

その末裔であるルキノ・ヴィスコンティは
幼い時から名門貴族としての伝統的な教育を厳しく受けながら
一族がミラノ・スカラ座創立以来のパトロンであったことから
舞台芸術に触れて育ち
それが彼の創造力に生涯影響を及ぼし、後にシャネルと交流したのが縁で
映画界へと進んでゆくのです。


貴族の育ちでありながらも
それとは相対する民衆の側に立ち
社会の差別や貧困、出自による生きることの困難さなど
様々な”人間の生きる根源の意味”を描く『ネオ・レアリズモ』の監督として
作品を創り始めます。

一時期、共産党に入党していた彼は”赤の貴族”と呼ばれていた時代もありました。


けれども今回鑑賞した『山猫』
ヴィスコンティが50代後半だった頃に監督した映画で
実際のシチリア・パルマ侯爵の原作を映画化したもの。

まさに、その時代”イタリア統一戦争”の史実を背景にして
滅びゆくであろう旧時代となる貴族の生活と
新興ブルジョアの時代の交代

老いて死を意識する主人公の公爵(バート・ランカスター)と
美しく若き野心家の没落貴族の甥(アラン・ドロン)との世代の対比

それらが美しくしかし時に退屈でもある
”変わらぬシチリア”の風景と共に描かれます。

 

 

時代にもそして人生にもやってくる”人生の転換期”


滅びてゆく残酷さと
すべてを変えてゆく時代の流れへの
追い風か向かい風か?の
それぞれの階級の人々の選択


186分という長い映像の中に
存分に描かれる貴族の暮しの美しさは

現代に生きる私たちには、滑稽さと窮屈さ
そして一抹の哀れさと
生涯体験することのないものへの憧れが
入り混じった感情をもたらすものかもしれません。

 

時代にはいつでも【転換期】があります。

そしてあなたの人生にも
きっと【転換期】というのはやってきます。
(或いはもう既に私のように”やってきた”という過去形の方もいらっしゃるでしょう)


変わらないものが良い場合もありますが
多くの場合”変わる”と決めた選択の中にこそ
次のステージへと向かう鍵があるように、私は思うのです。

これを読んでくださっているアナタはどう思われますか?

 

ギャザリング(集うこと)で生まれる”対話”の妙味


今回、ご参加いただいた皆様からは
他のヴィスコンティの作品についても
こういう企画があるといいな、という嬉しいご意見も頂戴し
今年の夏か秋頃には

ヴィスコンティ作品の中でも特に私が好きな映画
『地獄に堕ちた勇者ども』についての映画のギャザリングを開催したいと思っています。

 

映画館でこの作品が上映されることは
もうこの先はないかもしれないので?
DVDを鑑賞して、という形式になるとは思いますが…


一人では長編映画は中々観ないけれども…
という方は、是非!


『映画から呼び覚まされる感性』
是非、ご自身の言葉で語ってください。

 


私がアートギャザリングや文壇サロン、映画のギャザリング
そして個人セッションなどで大事にしているのは
”対話=ダイアログ”です。

幾人かの人がある目的をもって共に集う時間(ギャザリング)や
1対1での個人セッションでは

”対話=ダイアログ”の中で
時として思わぬ発見や気づきがあったり
新たな繋がりやその先に続く交流が生まれてゆくのです。
誰かに、自分の心の奥底にある忘れていた”秘密の花園”の鍵を渡してもらうような感じ。



人が人生で出会い、交流を深めていく人は、さほど多くはないからこそ
ある”ひととき”共に過ごす中から生まれる”なにか”を
私は大事にしていきたいと思うのです。

 

 

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■3/24 ARGO~MARIKO's BAR1周年企画~大人の魔女たちのギャザリング・夜編 ⇒満員御礼

 

◎”フェルメール展”は2月半ばから5月半ばまで大阪市立美術館で開催となります。
それに伴って大阪で3/31(日)と4/28(日)の2回

■3/31『旅するフェルメール・アートギャザリング&ランチ会』を開催します。

https://resast.jp/events/304359

■4/28『旅するフェルメール・アートギャザリング&ランチ会』 ⇒残1名
https://resast.jp/events/318951


◎京都で開催するグループセッション&トーク
タロー・デ・パリのカードを使いあなたの中に眠る”魂の歓びの種”を見つける為の
トーク&ミニセッション
3/30『スピンオフ企画第2弾・大人の魔女たちのギャザリング@京都

https://resast.jp/events/304366

4/27『スピンオフ企画第3弾・大人の魔女たちのギャザリング@京都

https://resast.jp/events/331855




◎伊藤若冲・曽我蕭白・長沢芦雪・鈴木其一など
時に過激なまでに鮮やかな、時に毒を持つ『奇想』と云われるジャンルを一同に集めた展覧会
『奇想の系譜で江戸のミラクルを知る~ナイトアートギャザリング』を開催⇒1名増席にて満員御礼


 

◎ウエサク満月の日、清里の森と自然の中で
自分に還り自己を開放するリトリート、今年も開催です!

■5/18~19『森の中で自分に還る~朝陽と水と森のリトリート @清里』

https://resast.jp/events/304381

 

【これから告知予定の企画】

4月6日(土)午前
京都・東寺に空海が創りあげた立体曼荼羅の世界に宇宙を観る
東京国立博物館でのこちら

『時空を超える立体曼荼羅~東寺・空海と仏像曼荼羅展~アートギャザリングとランチ会』



5月11日(土)午前
私の大好きなウィーン象徴派主義
その中でのグスタフ・クリムトがやってくる!

『ファム・ファタルの官能に酔う~クリムト展・アートギャザリングとランチ会』
 


 

 

 


 
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