満員御礼☆12/16・冬の東京で江戸を探す~アート遠足 | 本音で生きる人生の愉しみ方~ライフナビゲーション

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冬のきりりとした寒さの中
東京にある”江戸”を探してアート遠足ご一緒しませんか?



 

みなさまは、漫画家であり江戸風俗研究家でもあった

故・杉浦日向子氏をご存じでしょうか?

江戸の浮世絵師・葛飾北斎とそれにゆかりのある浮世絵師たちを描いた『百日紅』

赤穂浪士の討ち入りなどに題材をとった『ゑひもせす』


吉原での花魁の日常や江戸の男のこだわる”粋”などを描いた『二つ枕』
魑魅魍魎の世界の面白さや怖さをユーモラスに描いた『百物語』
などなど

秀逸で抒情的な漫画を多く描いている他
江戸の暮らしや文化などをいきいきと書いたエッセイも数多く発表しており
私はとても好きでした。

東京には、そんな彼女の愛した”江戸”を感じさせる場所が
案外たくさん残っています。



その中から、ほんの一部分を切り取って一日歩いてみよう!
という遠足です。

こんなルートを考えてみました!
①まずは江東区にある『深川江戸資料館』へ。
本所・深川といえば思い出すのは”鬼平犯科帳”
かの池波正太郎の小説で、TVドラマにもなっていましたね。

この”鬼平”こと長谷川平蔵
この人は、実在の人物なんですよ。

江戸の火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)を務めた人物で
この鬼平の活躍の場が、本所・深川だったそうです。
長谷川家の住宅跡も、菊川の方に残っています。

で、そんな深川の佐賀町の街並みを想定復元した処が、この『深川江戸資料館』

大店の肥料問屋と白壁の米屋の土蔵
堅実な船宿と派手な船宿のそれぞれのたたずまい

そして猪牙舟の浮かぶ掘割
火の見やぐらやよしずの張られた水茶屋
そして路地を入ったところにある裏長屋でみられる庶民の暮らし

時代や場所だけでなく
そこに住む人々の家族構成や職業、年齢までを細かく設定し、
それぞれの暮らしぶりにあった生活用品を展示してあるなど
”体験型”の資料館は、多くの方々が面白い!と云います。

江戸の人々の暮らし
覗いてみませんか?

②そこから築地へ戻り、早いお昼は老舗の蕎麦屋へ
杉浦日向子も書いていましたが、江戸っ子は無類の蕎麦好きだったそうです。

ちょうど今は、”新蕎麦”の出る季節
江戸の街では、宣伝しなくてもこの季節には、蕎麦屋の前に行列ができたのだとか・・・


選んだのは
明治に創業し、現在で4代目となる”さらしな系”蕎麦のお店

宝石緑真っ白いさらしな蕎麦の他
宝石緑季節の素材を練り込んだ変わり蕎麦
宝石緑そして蕎麦味噌・焼きのり・板わさ
宝石緑鴨のくわい焼き
宝石緑天ちら  

などなど・・・
※因みに、”天ちら”とは、蕎麦屋さんで天婦羅だけを頼む時に使う
江戸言葉なんだそうです♪


食欲をそそる(&お酒が飲みたくなるような?)メニューがたくさん!(笑)

実はここ、7年位前まで昼時や土曜日などに私が時折通っていたのです。
何故なら・・・勤めていた会社が近くにあったから!(笑)

二階では高座などもできる小さなスペースもあり
このお店の女将さんが、都都逸かなにかをされていて
土曜日の午後に行くと、店仕舞いをする15時を待たずに
三味線のお師匠さんがいらして、弾いていたのが
なんとも風情があって好きでしたね♪

杉浦日向子の”大江戸美味草紙”という本の中に書かれている小ネタをひとつ。

天婦羅とは江戸人にとっては
屋台で食べるファーストフード

箸ではなく”メドキ”と呼ばれる易者が使うゼイチクのようなもので
天婦羅を刺して食していたそうです。

天ちらと盛り蕎麦で日本酒を一杯
なんていうのも良さそうかも?(笑)

小林一茶の詠んだ句でこういうのがありました。
【~更しなの蕎麦の主や小夜砧(さよきぬた)~】

③さて早めの腹ごしらえの後は、『浜離宮恩賜庭園』
ここは”潮入の池”という海水を導き潮の満ち干によって池の趣を変える様式を持つ
江戸時代の代表的な大名庭園です。


東京にはこの他にも

旧芝離宮恩賜庭園、清澄庭園、旧安田庭園などが”潮入の池”様式だったようですが
現在はこの『浜離宮恩賜庭園』のみが残っているそうです。

夕涼みや月見に使われたと云われる、”潮入の池”の中にある”中島の御茶屋”や
庚申鴨場などをぐるりと廻り
時間があったらお抹茶とお菓子なども良いかも?ですね(笑)

④ここからは水上バスに乗り、江戸時代に水路での往復が盛んだった頃を偲び
浅草まで参りましょう!

宝石緑勝鬨(かちどき)橋
宝石緑佃(つくだ)大橋
宝石緑そして、江戸幕府が五代将軍・徳川綱吉の50歳を祝して架けたという
永代(えいたい)橋
宝石緑清洲(きよす)橋
宝石緑新大橋
宝石緑両国橋
宝石緑蔵前橋
宝石緑厩(うまや)橋

宝石緑最後に”吾妻橋”を通って浅草へ到着!
江戸を偲びながらの水の旅、冬の晴れた日には気持ち良いかもしれませんね☆


⑤浅草では、『浅草名所七福神』のひとつである『待乳山聖天(まつちやましょうでん)』
ここは、毘沙門天をお祀りしていて、創建は推古天皇の時代に端を発しており
突然この地が盛り上がり霊山が現れ、金龍が舞い降りた6年後
大旱魃に見舞われたこの地に、

十一面観世音菩薩が大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)の姿となって
この山に降臨されて、 民を救ったのが起源だそうです。

ユニークなのは、ここのシンボルが”大根と巾着”であること。
至るところにこのモチーフがありますが

巾着というのは財宝で商売繁盛を表し

大根というのは無病息災、夫婦和合、子孫繁栄を表すのだそうです。
燈篭や本堂の入り口、階段などあちこちにある”大根と巾着”を探してみてください(笑)

⑥最後は(時間が許せば)吉原へも足を伸ばしてみたいと思います。
江戸時代に作られた「吉原遊郭」
その入り口だった”吉原大門(よしわらおおもん)”
今は両脇に門があるだけだそうですが、江戸の時代その大門は黒塗り木造のアーチ形だったとか。
その他、遊郭から帰る客が後ろ髪引かれる思いで吉原を振り返る場所になったという
「見返り柳」
『浅草名所七福神』のひとつでもある「吉原神社」
関東大震災の際逃げ遅れた遊女が500人あまりが弁天池に次々飛び込み溺死
その供養のために作られたという弁財天さまが祀られた「吉原弁財天本宮」
現在は殆どが埋め立てられ小さく残った「吉原弁天池跡」

やむなき事情で身を売る遊女となった女性たちの働く場所でもあった「吉原」ですが
大見世ともなれば

大名や文化人なども集う一流のサロンとしての役割も果たしたと云われています。

杉浦日向子さんの漫画『二つ枕』には
そんな遊郭で暮らす花魁の日々が描かれていて
私はとても好きな漫画のひとつでもあります。

こんな感じで

冬の東京を巡りながら”江戸の匂い”を感じてみませんか?

最後は、ご希望の方々で
江戸時代からの酒問屋がやり始めたという居酒屋で
江戸の気配を偲びつつ、一杯やって〆!としたいと思います(笑)


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◆開催日時:12/16(土)09:30~17:00
◆行  程:

『深川江戸資料館』⇒築地(蕎麦屋でのランチ)⇒『浜離宮恩賜庭園』⇒水上バスで浅草
⇒『待乳山聖天』⇒『吉原神社』など
◆募集人数:5名 ⇒満員御礼
◆参加費:¥5,000 (入館料・入園料・水上バス代等移動交通費込み)
◆支払い方法:当日現金
◆お申込方法:下記の申込先より正式にお申込み下さい。


https://www.reservestock.jp/events/229178
 
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何卒ご理解の程お願い申し上げます。
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