【世紀末芸術】
オスカー・ワイルドが描いた『サロメ』の戯曲に添えられた
ビアズリーの悪魔的で官能的な美しさのペン画の挿絵
エミール・ガレの狂気にも満ちた繊細さのガラスの作品
アルフォンス・ミュシャの陶酔的な美しさのポスター
そして世紀末ウィーンを代表する画家 グスタフ・クリムトの
死の香りが漂うエロスの世界
デカダンス(退廃)やスノビズムから生まれた
この時代の藝術がもつ終末観、厭世観は
19世紀後半から20世紀初頭にかけて第二次産業革命などによる
飛躍的な自然科学分野の発見や技術革新など
目覚ましく社会が変化する時代に、ヨーロッパを中心に”世紀末芸術”という総称で
流行していました。
これまでと異なる時代の波が押し寄せ
変化の兆しを世界が感じる時には
同時に、終わりゆく時代とそこに生きる人々に
新たな光も与えると同時に、終末期の思想や芸術も生み出すものなのかもしれません。
その中でも当時のウィーンは、
文化的な多様性を統合する”自由主義”を体現して文化的な先導役を担うはずだったのに
何故その後、”文化的な自殺”といわれる方向に進んでいったのか?
今回、ウィーンを中心に中欧美術の旅を終えた
中村宏美先生に
13~16世紀の西洋美術、そしてイタリアやフランス目線では語れない中欧美術の観点から
ウィーンを中心とした中央ヨーロッパが
独自の世紀末アートを生んだとされた背景の検証
今回の旅で訪れた
ブダペストの国立西洋美術館
ウィーン美術史美術館、
レオポルト美術館、
そして、クリムトの『接吻』を始め、彼の作品の最多のコレクションを誇る
ベルヴェデーレ宮殿上宮美術館などについて
フランクな形で飲み会形式でお話しを伺います。
金曜日の夜、飲みながらアートの話をする
『ART+BAR(アートバル)~中欧~世紀末美術を探る旅のお話』
クリムトを等中心にしたウィーン世紀末美術とその周辺
世紀末美術への旅、銀座の真ん中で?(笑)
ご一緒してみませんか?
◆中村宏美先生プロフィール
帝人㈱マーケティング部を経て1988年に㈱中村デザインスタジオを設立。
2008年美術検定1級に合格、アートナビゲーターとして活動を始める。
現在、美術Academy&Schoolの講師、美術館での解説、繊研新聞のコラム執筆、
アートサイト<アールナビ>の運営などを中心に、美術鑑賞に役立つ情報を伝える。
アートとファッションの関連を深める活動も継続。(㈱中村デザインスタジオ代表)
『Art Nabi(アール・ナビ)』
参加費 :¥3,000 (飲食代は別途各自精算)
当日現金にてお持ちください。
定員 : 8 名 ⇒満員御礼
お申込みはこちらからどうぞ
https://www.reservestock.jp/page/show_entry_form/219649/