満席⇒増1名 3/4【ヴィスコンティの夕べ~その退廃と耽美の記憶】映画のギャザリング開催します☆ | 本音で生きる人生の愉しみ方~ライフナビゲーション

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ルキノ・ヴィスコンティ LUCHINO VISCONTI
イタリアが生んだ映画界の巨匠であり、ヨーロッパ文化の至宝

人間の業を冷徹なまでに深く抉り出しながらも、壮絶なほどに美しく
時に妖しく、そして哀しみと憐れささえ漂わせ
滅び行く時代や名声、風潮や人を描く
ヴィスコンティの作品

そこにあるのは美への陶酔ではなく”虚無感”や
移りゆく歴史に呑まれ
変わりゆく人の心への”諦観”が漂うように思うのは
私だけでしょうか・・・

彼の生誕110年、没後40年を偲んで
昨年から作品の復刻や修復の上映が組まれていますね。

 
そして2017年2月、日本でヴィスコンティを一躍有名にした作品
『家族の肖像』がこのたび岩波ホールにて
デジタル完全修復版として上映されます!
情報はこちら 右矢印 https://www.iwanami-hall.com/

その素晴らしい復刻を喜んでいる人は大勢いることでしょう。
かく云う私もその一人!(笑)

今回、それを称える意味も込めて

3/4(土)【ヴィスコンティの夕べ~その退廃と耽美の記憶】
と名づけた、映画のギャザリングを開催します!

私も昨年の夏には
【ヴィスコンティと美しき男たち】と称した、ファンイベントに参加しましたが
そこで大勢の”ヴィスコンティファン”と出会えました
キラキラ

ミラノの名門貴族ビスコンティ家は、13世紀にはローマ教皇も輩出したほどの家柄。
その末裔である
ルキノ・ヴィスコンティ
幼い時から名門貴族としての伝統的な教育を厳しく受けながらも
一族がミラノ・スカラ座創立以来のパトロンであったことから
舞台芸術に触れながら育ち、それが彼の創造力に生涯影響を及ぼしていました。

20世紀初めに、ココ・シャネルと出会ったことがきっかけで映画界入りした彼は
貴族という特権階級ともいうべき育ちでありながらも
それとは相対する民衆の側に立ち
社会の差別や貧困、出自による生きることの困難さなど
様々な”人間の生きる根源の意味”を描く『ネオ・レアリズモ』の監督として
作品を創り始めます。

それらはやがて、時代と共に変遷をし
中期から後期は、ヴィスコンティが育ってきた貴族社会で培われた
類まれな美意識と鋭い感性、知性に裏打ちされた作品を発表するように。

退廃的でいて普遍的な
人間の根源たる欲望を、冷徹な目で見つめ
その徹底的に追及するリアリズムは、時に残酷に
時に悲しく、人間の業を映しだし、
人間とは何か?
歴史の中に生きるとはどういうことか?
を描きだすのです。

個人的に好きな作品は、いわゆるドイツ三部作と云われる

「地獄に堕ちた勇者ども」

「ベニスに死す」

「ルートヴィヒ」

そして今回の「家族の肖像」

これらに関してはできれば一作ずつ
ファンミーティングを開きたいほどです(笑)

この三部作のうち、最後の
「ルートヴィヒ」
4時間という超大作で、長期に亘る撮影は過酷を極め、それが元で
ヴィスコンティは病に倒れてしまいますが
リハビリをしながら復活し、車椅子生活を余儀なくされながら
創りあげたのが今回の
『家族の肖像』です。

詳しい内容はここでは割愛しますが

「地獄に堕ちた勇者ども」でも「ルートヴィヒ」でも
今回の映画の主役の一人となる、ヴィスコンティの秘蔵っ子

”ヘルムート・ベルガー”失くしては、
これほどの映画は出来上がらなかったことでしょう。
(勿論、
シルヴァーナ・マンガーノイングリット・チューリンロミー・シュナイダー
そして私の大好きなシャーロット・ランプリングなど個性的な女優たちの演技も外すわけにはいきませんが・・・笑)


『家族の肖像』は、
ローマのある豪邸に住む老教授が、何の縁もない実業家の一家
(夫人・娘・恋人・夫人の愛人)が現れたことで
それまでの孤独で静かな暮らしがかき乱されるが
困惑しながらも、その”今を生きることが全て”という新世代の若者の生き方に
次第に、これまでの”幸せだった頃”の人生と孤独に囲まれた今を
少しの淋しさと後悔とともに振り返り始め
そんな折にある事件が起きる・・・

というもの。


イタリアの歌手イヴァ・ザニッキの歌う
カンツォーネ『Testarda io』(心遥かに)が流れる場面は
刹那的に生きる若者の不安と選ばれた者の傲慢さ
美しいものは性別も年齢も関係なく純粋に求めて愛する
欲望の素直な表現

そんな空気が纏いついているようだったのを覚えています。

ヴィスコンティの映画には、ともすれば
”同性愛”的なニュアンスが多く含まれていますが
それすらも退廃的で、時には無様なほど哀しく
触れてはならない禁忌の甘い香りが漂います。

最後の作品となった
『イノセント』もそうですが
彼の描く人間たちは、繊細で傲慢で傷つきやすくエキセントリックで
けれども己の欲望を満たすことに対しては自分に正直であり
足掻きながら苦しみながら人生を生き
或いは命を絶つ
そういう人物像が多いように思います。

それは、ヴィスコンティ自身の生き方の中にも
含まれているように思うのは
気のせい・・・ではありますまい。

今回開催する
”映画ギャザリング”
3月4日(土)16時の上映回をご一緒に鑑賞し、その後
昨年『ヴィスコンティと美しき男たち』のイベント参加で訪れた
六本木にあるイタリアンバールで
ヴィスコンティの作品や彼に愛された映画俳優などについて
熱く濃く、語り合いたいと思います☆

既にこのレストランの企画担当者と相談し
ヴィスコンティの生まれ故郷、ロンバルディア地方のメニューなども
少し加えてもらう予定。

目と舌と脳であなた自身の
『退廃と耽美の記憶』を探りあてましょう!

乞う、ご期待です
!!

詳細と申込みフォームは下記の通りです。
 
■ヴィスコンティの夕べ~その退廃と耽美の記憶・映画ギャザリング■
宝石赤開催日①:3月4日(土)16時~この回の映画『家族の肖像』を鑑賞
宝石赤開催日②:同日19時~『ヴィスコンティの夕べ』イタリアンバールでの飲食会
宝石赤開催場所①:岩波ホール @神保町
  
https://www.iwanami-hall.com/
宝石赤開催場所②:デルソーレ六本木店
  
http://www.delsole.st/store/roppongi/
宝石赤参加費:¥8,500(前売り券¥1,500・飲食代¥5,000含む)
※ご飲食代は、ワイン特別セレクトを含むフリードリンク付きです。
※②のみのご参加の方は前売り券を除く¥7,000(飲食費込み)となります。
※2月10日迄にお申込の方は、上記前売り券¥1,500ですが、
 10日以降のお申込の方は、当日券扱いで¥1,800となりますのでご了承ください。

宝石赤募集人数:9名 (先行予約5名) ⇒ 満席 ⇒増1名
宝石赤申込フォーム :http://ws.formzu.net/fgen/S37787868/

【キャンセルポリシーについて】
開催日7日前までのキャンセルに関しましては、チケット代を除いた残額を返金いたします。
開催6日~2日前までのキャンセルに関しましては、参加費の60%をキャンセル料として頂戴致します。
※いずれの場合も、購入したチケット代に関してはご返金できません。
前日と当日のキャンセルに関しましては、100%をキャンセル料として頂戴いたしますので、予めご了承ください。