夜に近づく春の足音ヒタヒタと春の足音がする夜満月はもうすぐ毎朝見慣れている桜の木がぼ~っと霞むように見えてくるとそろそろ蕾が膨らみだす頃だ桜の森の満開の下に眠っているのは死んだ女なのか何百年も生きた老女なのか人は花を見て狂うこともある人は花を見て幸せに笑うこともある感情というものは時にやっかいだがそれが無ければ人生はさぞかし虚しいものになるだろう・・・なんだか深夜の独り言