コロナ新たな危機が | ゆら小児科クリニック院長のブログ

ゆら小児科クリニック院長のブログ

神戸市東灘区御影にある小児科・アレルギー科の”ゆら小児科クリニック”です。
アレルギー外来・予防接種外来・乳児健診外来・食物経口負荷試験外来があり、ネットによる予約システムを導入しています。

新型コロナによる混乱が嘘のように天気は穏やかで、神戸市のコロナ感染拡大も不気味な静けさです目

 

 

国内でのクラスターの発生は抑制されていて、クラスターを潰していく・重症者に医療資源を投入していく政策はおそらく一定の成功があったように思います拍手

 

 

世界的に目をやると、日本での新型コロナウイルスによる死亡者数は群を抜いて低い下差し

 

人口10万人当たりの死亡者数

イタリア(人口6055万人、死亡者6077人)

 右差し10.03人


スペイン(人口4068万人、死亡者2311人)

 右差し5.68人


アメリカ・ニューヨーク州(人口1945万人、死亡者118人)

 右差し0.61人


韓国(人口4818万人、死亡者104人)

 右差し0.21人


日本(人口1億2653万人、クルーズ船を除く死亡者45人)

 右差し0.03人

 

 

 

ただ、新たな危機が始まっています。

 

ポイントは2点。

 

一つ目は、海外での流行拡大により、流行地からの帰国者からの感染が拡大していることです。

 

中国武漢で感染が拡大した時に「中国からの往来を禁止しろ」という意見がありましたが、まだその時は1つの国でした。

 

その時とは訳が違い、アメリカや欧州はもちろんのこと、他のアジア各国も不気味な感じであり、世界的な流行になっています。

 

ついに外務省は25日、全世界を対象に「危険情報」(4段階)のレベル2を出すと発表し、不要不急の渡航を自粛するよう求めました。

 

 

 

二つ目は、首都東京での感染拡大です。

 

このブログを書きながら記者会見を見ていましたが、都知事が今週末の外出自粛を要請しました。東京では急激に感染が拡大しており『爆発的患者急増(オーバーシュート)』の危険性があります。

 

東京において、これから2週間に感染拡大が食い止められるかどうかは、今後の日本での状況を左右すると思いますお願い