今年3月の出来事の備忘録です
2023年8月10日丸12周年を迎えたその日
『kiki harajuku』は閉店した
初めて心友と訪れた時に衝撃を受けた
正にフルーツの魔術師野田雄紀シェフの料理に
僕は魅了され定点観測するお店となった
しかし今だから本音を云わせて頂くとすれば
『kiki harajuku』の料理は僕の嗜好からいつしか
少し離れつつあったように最後の頃に思っていた
これぞフルーツの魔術師野田シェフの料理が
和を取り入れることで中途半端に感じてしまい
僕の中でシェフの料理が迷走してしまっていた…
そして同じ場所で2023年10月21日完全改装して
グランドオープンした『野田』
今度は完全な『日本料理』のお店となった
フルーツの魔術師がフレンチから和食へ転身
一抹の不安のまま未訪問の状態となっていた
そんな時に素敵な食友達の方からのお誘いがあり
今回漸く新生『野田』を訪問することができました
結論から申し上げると素晴らしかったです
野田シェフならではの確立された
フルーツフレンチに和が中途半端に入ってきた事
たぶんそれが何処かで拒否反応があったが
今度のお店は和の世界観からフルーツを取り入れる
新しい世界を広げてるところが斬新で
また野田シェフの才能が遺憾なく発揮されてました
今回はお酒をペアリング
(↑以上の写真のみでご紹介)
そしていつもながら間違いがあるとは思いますが
簡単に料理をご紹介☺
《太巻き》
いきなりの太巻きが出てきたのでヒックリしたが
巻かれているのはタルティーポ干瓢、車海老、本鮪
黄金柑、苺、もみじスティック沢庵、玉子など
そこにハイビスカス、リンゴの香りが芳しい
フルーツの魔術師ならではの旨味、甘みと酸味が
渾然一体となってバランス良い味わいとなり
メチャメチャ美味しかった🩷う〜ん攻めてるなぁ
《旨煮》
助子と空豆にちぢみ報連相の旨煮
食感と旨味が堪らなく美味しかった(*^^*)
自家製の山椒蕎麦は思わず唸る素晴らしさで旨い
《若竹煮》
黒トリュフと昆布出汁の茶碗蒸しに
青海苔の餡がかかり、たっぷりの黒トリュフ
黒トリュフのもつヨード香と海藻の相性が抜群で旨い
《ぬた》
赤貝に椪柑(ポンカン)そこに甘みとトロミの
ポワロネギが素晴らく美味しい☺
自家製の魚醤が味わいをまとめ上げている
《鰤しゃぶ》
これは秀逸♥
ドライトマト、フェンネル、ノビル、セリ
これに橙皮(針葉樹のオイル)とともに頂く
鰤しゃぶは特有のクセと云うか臭みが全くなく
抜群の火入れで頂くと今まで食べたことのある
鰤しゃぶの中で1番美味しかった(*^^*)
《河豚の唐揚げ》
黄ニラ、ニッキ(シナモン)、フレッシュリンゴ
いちじくのソースとともに頂く河豚の唐揚げ
こんな食べ方初めて〜河豚の唐揚げ自体が
蛋白で美味しい上にソースも抜群だった\(^o^)/
《虎河豚皮の湯引き》
ズワイガニとビタミン大根と合わされ
ローズマリー土佐酢で頂くという
野田シェフらしく楽しめる一品です
《うずみ豆腐》
干し貝柱白味噌のスープに蕗の薹を感じながら
ハウスニップ葛豆腐、もち米、和辛子、タラの芽と
春を感じさせる優しいお味に感動です🩷
《炭火焼き》
なんて贅沢なんだ〜
虎河豚の白子〜\(^o^)/
ここにイタリアンパセリ、炭火焼き美味しんだ〜と
感じさせてくれたブロッコリー、わさび漬けと
じゃがいもが合わされて楽しみ方が膨らんだ
《松前漬け》
もちろんただの松前漬けではない
黒麹粥が合わされていて奥深い味わいを感じました
紫人参の色合い、数の子の食感見事でした
《このこ》
人参ぬか漬けにサクラマスとこのこを合わせたもの
良く思いつくなぁ~お酒がススム一品です
《治部煮》
イメージしている治部煮とは全然違う
金沢名物《治部煮》と云えばジブジブと煮るからとか
最初に作ったのが豊臣秀吉の兵糧奉行として従事した
岡部治部右衛門が朝鮮から伝えたという説とか…多々
『野田』のは、れんこん、蕎麦がきに出汁はほうじ茶
これもなかなかの発想で楽しめた♥
《アイス》
グリンピース、メロン、抹茶、蕗の薹の組み合わせ
この材料を見たら一見エッと思いますよね
グリンピースは青臭いだろうし、蕗の薹は苦いし
それが抹茶とメロンの力で妙にマッチして素晴らしい
金柑焼酎ぜんざい
金柑糖カステラ
新生『野田』ワールド
堪能させて頂きました\(^o^)/
これからも定点観測していきたい
素晴らしいお店です
次回訪問が楽しみで堪りません
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