今年６月の出来事の備忘録です
2023年4月27日(木)～8月20日(日)まで開催されている
東京都美術館『マティス展』へ行ってきました
料理人は美術館へ行くべし❗
美術館に行ったらあれば音声ガイドを借りるべし❗
これが僕の持論である(笑)
絵画を見ることはその構図の取り方や美的感覚が
盛付けなどの感性に必ず役にたつと信じてるから😅
そして音声ガイドはその作家の書いた時の時代背景や
心の動きを知ることで絵画を深く見ることができる
そして構図の取り方などの解説があれば役に立つ
とは言うものの絵画鑑賞は堅苦しいものではない
妹分と絵画鑑賞するときは、これ君に似てるねとか
これきっと何々なんだよとかいい加減な僕の絵の見方
解説をしながら回ったりして楽しんだりする(*^^*)
ピカソでも岡本太郎でも自分の絵を確立した頃の作品は
子供の頃は俺でも書ける～(実際は超下手なんだが😅)
そう思えるような絵だけれども…彼らの若き日の作品
これを見るとその作家の超天才的な才能技術にいつも
驚かせられる…その基本・土台は既に完璧な上での
彼らの作品であり人の心を揺さぶる絵画の確立なのだ
前段長いがアンリ・マティス(Henri Matisse)の作品
堪能させて頂きました～❤️
マティスの絵画について僕なりの見方がありまして…
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そこにマティスの習作がたくさん展示されてます
その習作というのが、ただの線なのです
一枚の画用紙に何本も何本も線が書かれているのです
直線に近いものからカーブしたものや様々な線
でもよう見てるとその線までも美しく天才の技
ただの線なんだけど僕には書けそうで書けない線
マティスは一枚の絵を書くのに習作やデッサンや
ものすごく周到に準備して作製に取りかかっている
だからマティスの絵の醍醐味は最終的な作品よりも
下絵や習作、デッサンにあるのではないと思います
例えば一枚の写真『夢』、二枚目がデッサンである
解説によるとモデルを観察することはマティスの
創造プロセスの核をなしていたとのこと。
モデルがどのようなポーズをするか決めるのは
画家ではなく自分はただ奴隷のようにそれに従うだけ
とマティスは言っている。
この作品のモデルはアトリエ助手であり死も看取った
リディア・デレクトルスカヤと云う女性だそうです
くつろいだ休息している姿はマティスにとって
自然体でいる姿で彼女の警戒感のない、安心感のある
夢を見てるかのような開放的な姿を表現しきってる
どんな画家も例えばその当時の画法を習得した上で
その後様々な画法に影響を受け自分の絵を確立する
画家が生きていく時代と共に変革を遂げていく
遠近法や１方向からの視点で描くことが当たり前から
マティスは１つの絵の中で複数の視点から表現する
その為アンリ・ルソーのように個別を描く大きさが
アンバランスであったりしている。
マティスの絵は周到に用意された構図の中で
これらの描き方の変化と共に色彩の表現も変化する
見る側も色んな視点から絵画を楽しむことができる
とても素晴らしい絵画展でした(*^^*)
要予約ですが是非観に行くべき絵画展です😌💓
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