驛釜きしめん (えきかまきしめん)  | 1級フードアナリスト ユピロ菌の迷える子羊達へ

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悩んでいたときに救ってくれた言葉や料理をおすそ分け。仏教に自分で掛けた首輪は自分でしか外せないという言葉がある。悩みを解決してくれるのは宗教でも他人でもない。自分自身でしか解決できない。


日帰り強行軍で

名古屋に出張しました。

いつもなら

山本屋本店の味噌煮込みうどん

でも食べるところですが、

精神的にも余裕がなくて

簡単に食事をすることにしました。



とはいうものの

食いしん坊の僕が

名古屋まで来て

在り来たりのものを食べて

帰る訳にはいきません。




ということで、

今回は

驛釜きしめん (えきかまきしめん) で

「名古屋コーチン入り

 鶏味噌きしめん」を注文

ちょっと甘い鶏味噌と、

温泉卵の黄身と

きしめんが絡みあうと

旨みの三重奏を奏でだす感じで

メチャメチャ美味い





ちなみに天むす付のセットにして

@1,140円でした。

名古屋に来て

天むす食べないでは帰れないでしょ



なんて、ふと我にかえる

鶏味噌とか海老天とかは

確かに美味しいけれども、

究極に辿り着くのは

ざるきしめんだったり、

塩むすびだったり、

麺そのもの、ご飯そのものの

美味しさを求めているのかと・・・。

こんなこと、

梅田はがくれ で

讃岐うどん食べた時も感じたなぁ

つまりシンプル・ザ・ベスト





人の生き方も同じなのかもしれない

すべての華美や虚構を排したところに

大切なものがあるのではないか・・・

いくらお金があっても、

どんなに高く綺麗な服を纏ったって

その人間そのものに魅力がなければ

何の意味もない。

綺麗さと美しさ 「自分の顔は自分で作る」

人間の真の美しさは

人の心の美しさにあると思うのです。

物事の本質は、そこにあるのです。

その本質という根っ子があれば

人はブレルこともなく

本当に大切なものが

どこにあるのか常に判るものです。

自分にとって、何が一番大切なものか・・・。

人に何を言われようが、根っ子さえ

本質さえ、しっかりしていればいいのです。

勝手な解釈ですが、千利休が茶道の中で

一輪の花だけ、つまり葉もとってしまって

花そのものだけを飾ったこと、

西瓜に砂糖を掛けて出されて

席を立って帰ってしまったこと、

それもすべての華美を廃し、

そのもの、本質だけを捉えたものだろうと思います。

だから茶道、道というのです。

僕は人としての根っ子を深く深くして

心の美しさが顔にでるような

そんな人間になりたいと思うのです。

それでも、いつでも、それに挫ける自分

人間て弱いな・・・

なんか、きしめんが人生論になっちゃった