Hi everyone!
お元気ですか？
今朝は高速バスに乗って大阪に来ています。
ホッとしてうつらうつらしていたら、気がついた時には淡路島を通り抜け、明石海峡を渡っていました。
その昔鳴り物入りでオープンした梅田のマルビルが高層ビルの合間から遠慮がちに見えて、正面にあるのが大阪駅だと気づいたくらい。
梅田もすっかり変わっていて、目の前にあるホテルにたどり着けず。
めちゃ情けない。
スーツケースを引きながら人混みに揉まれて、エスカレーターを上に下に、さらに２階下に、でまた上にと、母を連れているから余計に神経を使って、ようやくホテルに着いた時には破れ雑巾のようにボロボロ。
まだチェックインできなかったので、スーツケースを預け、ランチを食べてから、今度はお土産の入った荷物を持って叔母の家に。
ランチで一旦座ったら疲れがドッと押し寄せて席を立つのも気が重かったけれど、叔母と会うのも１０年ぶり。叔母は父の妹だけど、年が私と１０歳しか離れてないので、私は子供の頃から姉のように慕っていました。
そこで気合を入れて今度は阪急電車で茨木市まで。
主人の話になると、叔母が何度も涙ぐむから私もついつい鼻の奥がツーン。
「まあ、映画みたい。そんな話は聞いたことないわ。アンタたちはきっと前世から強い絆で結ばれていたんやね」
そう言ってもらって、なんだか嬉しかった。
ディナーはお寿司をご馳走になりました。
そういえば、今年の一皿は「鯖」だそう。実は亡き父の大好物が鯖でした。だから実家では子供の頃から焼き鯖はもちろんのこと、鯖を薄味で炊いたものや鯖のフライも食卓の常連。さらにお鍋やすき焼きにも必ず鯖が入っていました。
それが普通だと思っていたので、世間ではお鍋やすき焼きに鯖を入れないと知ったのは、ハワイにお嫁に行ってから。
時代を８０年も先取りしていた父。
叔母とそんな父の思い出話や、おばあちゃんの手打ちうどんの話などに花を咲かせました。
上の写真で叔母の横に座っているのはお孫ちゃん。実は彼のママ、叔母から見たら息子の嫁も３年前にガンで他界したばかり。彼女はわずか３７歳でした。
彼のパパ、要するに私の従兄弟も仕事の合間にチラッと顔を見せに来てくれました。叔母の話では、まだまだ最愛の嫁を亡くした悲しみから立ち直れていないのだとか。
痛いほどその辛さがわかるだけに、すっかり痩せてしまった彼を見て思わずハグしたら反対に、
「お姉ちゃんも相変わらず細いねぇ」
帰国してからの１週間で３キロは太ったんじゃないかと思うけど、実はその前にかなり体重が落ちていました。
帰国した翌日、着替えをしていた私を見て、思わず母が声を上げたほど。
従兄弟の痩せ細った姿に、私は私を見たような気がしたのでした。
今回、会う人会う人に、
「大変やったね」
と言われたけれど、今日ばかりは私が従兄弟を抱きしめて、
「大変やったね」
とつぶやいていました。
今日は朝早くから激しく疲れたけれど、無理して会いに行ってよかったです。主人が天国に行って以来、私の人生観も変わったから。「また次回」があるとは限らないと思い知ったから。
会いたい人には無理しても会っておきたい。
お孫ちゃんはママの意向を受け継いで英語を習っているのだとか。ニューヨークに行くのが夢らしい。
「ほんならおばあちゃんとおじいちゃんとパパの言うことをよく聞いてしっかり勉強しいや。そしてアメリカに遊びにおいで」
と言ったら目を輝かせました。
なんだか頼もしかった。
今回の旅は、不思議と毎日心が洗われる思いで、これも主人のおかげに違いありません。
いろんな人からたくさんの愛をもらって、心が愛で溢れているような気がします。
ついでにお腹も、裂けそうなくらい美味しいモンで溢れてますが。
明日も楽しみ。
では、お元気で。
Have a nice day!
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