Hi everyone!
お元気ですか?
カマリオの病院は規模も小さく、病室はラスベガスの4分の1、カフェテリアに至っては10分の1程度しかないのですが、今回はUCLAと連携してくれて助かりました。
ERから入院した翌日は、UCLAからドクターが来てくれました。それ以降もライ先生と密に連絡を取りながら治療に当たってくれたのです。
それで昨日はライ先生が診察したいと申し出てくださったので、UCLAまで行ってきました。
主人はやっぱり答えられない。

でも「じゃあ、前大統領はビル・クリントン? それともバラク・オバマ?」
究極の民主党支持者らしい。
すると主人は「バラク・オバマ」。
イェーイ!
「今は何年?」には「ええっと…2009年」
きゃー! 1000年も近なったがな。
しかし09年にこだわりがあるのはなんで?
チームUCLAはカマリオの病院からの報告を受けていたので、主人の脳内事情の顕著な低下は明白だったんですね。
グリオブラストーマはグリオーマのグレード4になる最悪の悪性脳腫瘍。診察室には主人もいるので、今までは残酷な事実はなんとなくお茶を濁していたけれど、昨日は明らかに違う空気が流れていました。
ほんの3週間前に腫瘍の再熱が確認された時でも、ライ先生は主人への影響を考えて随分と言葉を選んで話されていました。
でも昨日はなんというか、主人はいるけどいないというか、まるで子供のような扱いで。
基本的にライ先生も私に向かって話していて、主人が話を聞くようにライ先生の顔を見ていても、ライ先生は私に、
「今はこうして私に注意を向けていますが、ぼーっとしていたりすることがありますか」
と聞いたりして。
「急に障害がひどくなったのは、寝ている間に大きなてんかん発作があった可能性もありますね」
「来週のアポでMRIが入ってますからその結果にもよりますが、アバスチン投与を始めて最初のMRIは大抵効果があったように出るんです。
ただもしアバスチンは効果がないとなった時にどうするか、ということも考えておいてください。アグレッシブに治療を続けるかどうか」
これはずっと考えていたこと。
治る可能性があるのならアグレッシブに治療をしてほしいけれど、残念ながら主人の病気はそうではない。
またいろいろな副作用と闘いながら、例えばそれが3カ月程度の延命ならば価値があるとは思えない。
主人はとても聡明で、頭の回転が速くて、目から鼻に抜けるような人だったのに、すでに主人の面影は薄れてしまいました。
今の段階で以前と同じように話せるのは、いつもの「アイラブユー」と「Will you marry me?」のやり取りくらい。
それ以外では、主人の言うことがトンチンカン過ぎて、すでに普通の会話はできないのです。
私は、そんな主人を見るだけで胸が潰れて心が折れるのです。
週に2回は行っていた大好きなゴルフももうできない。
いいレストランで贅沢な食事をするのが大好きだったのに、そんなことすらできない。
ステロイド剤の副作用で食欲が止まらず、測るたびに新記録更新中の体重。妊婦のようなお腹のせいで腰痛もひどくなってしまい…。
これ以上アグレッシブな治療をしても、苦しむ期間が3カ月やそこら長引くだけなら、私ならもう楽にしてほしいと思うのです。
ただドクターの口からそういう話が出て、覚悟をする時期になったんだという思いを新たにしました。
以前に熱血カバレロ先生は主人にオピオイドである「Vicodin」の処方箋を出す時に、「オピオイドであることは気にしなくていい」というようなことを言ったことがありました。
その時は、熱血ドクターにかかったら末期患者の扱いやな、と頭ぽりぽりしたものですが…。
昨日はオザー先生の代わりのドクターに言われました。
「今の状況なら、ご主人の病状はオピオイドの危険性を上回るから、もう気にしなくていいですよ」
やっぱり末期患者なんや…。
その言葉が痛いほど胸に突き刺さりました。
主人の場合、短期記憶障害なことが状況によっては救いになっているような。先週末に歩行不能になって家で転倒したことも、額縁のガラスが見事に割れたことも覚えてないらしい。
ERに行ったことや入院したことも覚えているかどうか疑問。
でも本人が地獄のような日々を覚えてないなら、その方が幸せかもしれないし。
私の願いは、無駄に苦しまずに済むように、ということだけ。
では、お元気で。
Have a nice day!
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