11月の炉開きは、陰陽の切り替えの日 | ゆみ’sカフェ~漢方カウンセリングと漢方茶でごきげんな毎日に整える~
11月の初めての亥の日に

茶人のお正月といわれる【 炉開き 】が行われます。



こちらが下矢印夏の【 風炉 】

そしてこちらが下矢印11月からの【 炉 】


お釜は、お客さまに近付き、暖を取りやすくなります。

見てもらうとわかるかな??

火の量も炉の方が多くて、より暖かくなります。
 


炉開きの日って

亥の月最初の亥の日に行います。


亥の月って、旧暦10月。新暦だと11月。

今年の初めの亥の日は、3日なので


2018年は11月3日(土)に炉開きを行う先生が多いことでしょう。



そして、亥の月亥の日のことを

右矢印亥の子

と呼ぶので、炉開きのお菓子は【 亥の子餅 】

が多いです。


亥の子の由来は

古代中国の「亥子祝」といわれており、
亥の月亥の日亥の刻
2018年は、11月3日(土)21〜23時
に、穀物を混ぜ込んだ餅を食べると病気にならないという風習があり、無病息災を願う儀式からきたようです。

また、「亥」はイノシシのことなので、子どもをたくさん産むイノシシにあやかって、子孫繁栄を願う意味もあったようです。



って

陰陽でいうと、【 陰 】
五行でいうと、【 水 】

陰が最も極まる極陰なんです。


だから、

火を使う茶道で、火事が起きないようおまじない的なこともあると思います。


ちなみに、お炭で火を入れるとき薫くお香

これも、炉開きを境に変わります。

夏は、乾燥している香木下矢印


11月からは、しっとりしている練香下矢印
これも、陰陽でいうと

乾燥している香木右矢印

しっとりしている練香右矢印

なんです。

季節も

夏の陽から、冬の陰へと変わっていきますよね。



大きな流れとして

炉開きを境に陽から陰へと変わっていくのです。


今、病院では、

風邪をひいてる方、とっても多いです。


急に寒くなってきて

この陰陽切替がうまくできていないのだと思います。



陰の季節に入っていくのだから

星アイスコーヒーじゃなく、ホットコーヒーにしよう

星夜は冷えるかもしれないから、なにか羽織るもの持っていこう

星シャワーだけでなく、湯船にゆっくりつかろう


そんな些細なことが

陰陽の切替えをうまく乗り越えるコツ

かもしれません。





茶道の陰陽もますますマニアックになっていくことに、ひとりニヤニヤしてます