こんにちは。
田村ゆみです。
前回のつづきです。
このとき、
なぜ起業塾に入ることにしたかというと
人の力を借りたかったから。
これまでの経験から
人の力を借りた方が
立ち上げ期をスムーズに
進めていきやすそうだなぁ
というのが
私が起業塾に入った１番の理由でした。
なので、起業塾としては
まずまずの人数がいる
50人ぐらいの規模のものを選びました。
起業塾と言っても、
もうすでに起業されている方も多く
以前とは違う雰囲気でした。
今までの実績や自分の資格を活かし、
コンセプトも決め、
モニターを集めて準備していました。
ただ、準備している段階で
なんだかやる気が出ない。。。
おかしいなぁ。
自分の好みを叶えようとしているのに
なんでだろう・・・。
それでもお客様が来てくだされば
また変わってくるだろうと
気にしないようにしていました。
この起業塾は、
コロナ前にあったもので
ほぼ毎回リアルで行なっており、
他の参加者さんとお会いして、
お話をする機会があります。
そうすると、
他の参加者さんの自分の商品に対する
熱い想いをリアルに感じるんです。
そんなに熱く語れるものを持っていて
正直、羨ましかったです。
と同時に
自分の好みで仕事をしたい♡
と思ってはいるけれど、
それほど熱い想いを持っていない私は
引け目を感じていました。
熱い想いを持っていない自分が
このまま起業して
ほんとにいいんだろうか？
と悩み始めます。
そして、この頃、
別の「やりたいこと」が
心の片隅にあることに気づきます。
でも、それは自分が経験したこともないこと。
当然、実績もありません。
今までの経験から
正直、未経験で稼ぐことのたいへんさは
イヤというほど知っています。
そこに挑む勇気が当時の私には、
ありませんでした。
私の思考は
こんなに準備してきたやん！
頑張って実績も作ったし、
自分の好みにして
稼ぎたかったんでしょ！
できることで稼いでから、
やりたいことで稼げばいいやん！
と、「できること」をやることを薦めます。
頭ではわかっているんです。
でも、心はびっくりするぐらい
ついてきていきませんでした。
当然、この状態で発信しても
エネルギーは乗らないので
お客様が来るはずもありません。
その一方で
この起業塾に参加している方は
どんどん成果をあげていっています。
それをみていると
何の成果も出していない、
その上、自分がどうしたいのかも
よくわからなくなっている私が
ここにいていいのだろうか。。。
決して雰囲気が悪い
起業塾だったわけではありません。
むしろ、いい雰囲気だからこそ、
私自身がその状態でその場にいることを
許可できなかったのです。
起業塾自体も残り１ヶ月というところで
「できること」で起業することを諦め、
さらに今更、起業のテーマを変更しても
何もできないと思った私は
この講座をフェードアウトすることにしたのです。
「できること」を
あのまま推し進めなかったことには
清々しさを感じていました。
ただ、「やりたいこと」で
稼げるようになるには
才能も実績もない私には
無理だろうと決めつけて
何か行動することも諦めてしまいました。
当時の私は
すごく短いスパンでしか、
起業のことを考えられていませんでした。
もっと長いスパンで考えていたら
きっと違う選択ができたんじゃないかなと
今は思います。
それからは起業のことは
全く考えることなく
日々、淡々と過ごしていました。
そして子供を持つのに
自分の年齢が気になりだし
不妊治療をすることにしたのです。
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