三歩歩いて思い出す
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後悔~自分勝手な恋の果て~

歩く事に疲れたなら、ほらそこのベンチに座ってごらん。
もう一人の僕の声が聞こえて、そっと腰かけた。


ため息一つ重たい空気に溶かして
今にも泣き出しそうな雲を眺めては、
僕の心と類似してる気がしてうつむいた、
慌てて雲の切れ間に差し込む一筋の光を探しては、
どこまでも続く灰色の雲にまた、ため息する

あれはつい一時間まえの事、数ヶ月ぶりに見た君
嬉しくて恋しくて、駆け寄ろうと踏み出した
君が笑いかける視線の先に楽しげな女の子一人、
指を絡め歩く姿に、足を止めて来た道を引き返した


同じ道の上、ずっと一緒に歩いてたハズだった、
何気ない事で少しずつ離れていって
気が付けはつないだ手さえ離して、
バランスを崩した積み木のように
あっという間にいなくなった


どんな喚(わめ)いても嘆(なげ)いても、
この恋の終幕を引いたのは自分なのに
君がいれば暗闇の迷路だって、目を閉じて歩けたのに。
今、僕は迷子になって心の闇にのまれてく
気が付けは求めて喚いて、居なくて嘆いて、探して迷って
見つけては見失っていつだって空回りして生きてる。


雲が赤く染まる頃、僕は再び歩き出す
寂しさを紛らわすように右手には携帯を握り締めて
街に流れる思い出の曲は、僕の心を締め付けて
君とよく来たあのお店のあの席にはカップルが座り
この孤独感を増していく


大橋の真ん中に立ち、水面に浮かぶ街の灯りを眺め、
がら空きの高速を走るように
ゆっくり激しくスピード上げて、
もう僕の隣にいない君にまた惹かれてく、
なんで?どうして?君はもう人のものなのに…

焦り

21歳の夏「何かをやり直せる」そんな気がして
私は居場所を捨てた、と言っても世間体だけを守る為の場所だったのだけど


それから約3年アルバイトで生活してきた
友達も捨てて必死に、その職場で責任者として
正直、今はそれなりに胸ははれる
そこらへんの日中遊んでるサラリーマンよりは頑張ってる


でも、「こいつ所詮アルバイトだし」…この目がすごく痛く感じる
徹夜の仕事を終え、朝帰る時スーツで身を固めた同級生が颯爽と横を通り過ぎる
私は家に向かい、彼らは戦場へ。
自分だって仕事はしてる、やってる事は間違ってない、そんな自信があったって
焦ってしまう自分がいた。


高校を出てサラリーマンになった時、私は明らかに彼らより大人だった
考え方も、行動も、何より社会の厳しさを教えられていたから
それでも今は完全に追い抜かれ手の届かない所に居る
再び逆転させる術は知っている、「会社を起こせばいい」その為の今なのだから
アルバイトで責任者クラスになり知識を学ぶ、数社を転々として
ある程度の知識と自信がついた時「会社を起こす」でも、それはギャンブルだ


成功の確率は僅か数パーセント、成功すれば彼らよりまた先に立てる
こんなくだらない事を感じる劣等感や焦りすらなくなるのだろう
でも失敗すれば…
だからこそ余計に焦る、どんなに鉄壁のプランが手元にあろうとも


そして何より、仕事を学ぶ事に必死になりすぎて、
ビジネスパートナーを無くしてしまった…
この事は想定外以上の打撃を受けている、
予定のスケジュールよりも1年半も遅れどうする事も出来ない


風の噂で友人だった彼らの結婚を聞いた、出産を聞いた、悪い話も聞いた
同じ町に住みながら、接点も無く生きている
でも、同じ町に居れば同じ空、同じ雲、同じ雨、同じ雪、同じ気温、同じ嵐
全て、同じに感じれる、どんなに落ち込んでも、どんなに焦っても

私の目の前には青空が広がる、彼らの目の前にも同じ青空が広がる


サラリーマンの時はアルバイト生活を送っている人を見て、彼らが自由に見えてあこがれた
でも、アルバイト生活になると、サラリーマンの人たちの生活の安定にあこがれる。
きっとこの世に満足なんて物は無い、常に自分とは真逆の物が欲しくなる。
だから、どんな時でも「やるしかない」「いましかない」「絶対逃げるな」と自分を奮い立たせてる


「ほんの小さな事でいい、嬉しい事、幸せな気持ちそれを毎日一つだけ感じれれば、

その積み重ねはいつか山となる」


笑いたければ、どうぞ腹を抱えて笑ってください。

ボーダー

この世の何処かで幸せを手にしている人がいる
また何処かで人生を失う人がいる
この世の何処かで新しい命が生まれていく
また何処かで一つの命が終わっていく


人の生涯をロウソクに例える人がいる
また何処かではマラソンに例える人がいる
でも、本当に大切な事に気付いていない
ある日突然目の前にひかれるボーダーラインを


その先にある物は私にも分からない
でも一つ忘れてはならない事がある
『生きる心』どんなに苦しくとも
どんなに歯痒くとも、自らラインを引いてはならない


また、人のラインを引く事も許されない
笑顔の記憶、幸せの感覚、暖かな記憶
無くしたのなら取り戻せばいい


自らラインを引いた先にある物が『無』ならば
人の前に引いたラインは『悪』であり『空虚』である
なぜならば、この二者は何の解決もされておらず
底なし沼に足を踏み入れただけに過ぎない


たった一カ月嫌いな人を好きになってみよう
たった一カ月嫌いな仕事を好きになってみよう
たった一カ月逃げてた事を頑張ってみよう
たった一カ月…


そんなちょっとした頑張りで
自分の間違えに気付けるのなら
肩の力を抜いて考えてみよう
きっと未来は晴れるから。


人は弱い生き物だから
ボーっと『人間』という字を見てごらん
人に頼みごとをしている顔に見えないかな?
だから、人は一人じゃ生きられないんだよ。

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