iDeCoと社会保険と税金2 | 【ゆめたか大家】ゆめたか大家の本文ブログ

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■iDeCoと社会保険と税金2

☆2024年6月17日発行
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こんにちは!「ゆめたか大家」と申します。


不動産投資は

年金不安のために行う人が増えていますが

社会保険料との関係で

・iDeCoは2000万円問題の救世主?

・年金は何歳から受け取るのが良い?

などの年金制度の核心に迫りました。


「ねんきん定期便の衝撃!」

https://scene-ex.jp/L2485/b0/2t7391


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https://scene-ex.jp/L2485/b0/3t7391


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https://scene-ex.jp/L2485/b0/4t7391

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■本文
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先日は

「iDeCoと社会保険と税金」

https://scene-ex.jp/L2485/b0/5t7391

と題して

主にiDeCoを退職金と一緒に

一括で受け取る場合について書きましたが

今回は

「iDeCoと社会保険と税金2」

と題して

iDeCoを年金として受け取る場合について

もう少し詳しく書かせていただきます。


サラリーマンの人は

iDeCoを行う事によって

所得税と住民税が安くなります。


しかしサラリーマンの人は

iDeCoを行っても

社会保険料は安くなりません。

https://scene-ex.jp/L2485/b0/6t7391


しかし!

年金には所得税、住民税だけでなく

社会保険料も課せられますので

iDeCoを年金として受け取る場合は

所得税、住民税だけでなく

社会保険料もかかってくるのです!


今回は、内容としてはこれだけなのですが

以下、実際の計算をしてみます。


前回、参照したサイトでは

大企業の平均給与は456万円とされていました。

https://scene-ex.jp/L2485/b0/7t7391


この場合は

社会保険料控除68万

給与所得控除135万

基礎控除48万

課税所得205万円

であり

この場合は所得税10%、住民税10%です。


しかし課税所得195万円以下では

所得税率は5%ですので

年収456万円の人は

生命保険料控除、地震保険控除、医療費控除などが

年10万円以上になると

課税所得205万円が195万円以下になり

すると所得税5%、住民税10%になります。


するとこの人がiDeCoに払い込んだ場合は

15%節税になると考えて良いでしょう。


そしてこの人が

iDeCoを年金として受け取った場合

所得税、住民税、社会保険料がどうなるか

以下のサイトに従って計算してみます。

https://scene-ex.jp/L2485/b0/8t7391


まず所得税ですが

基礎控除48万円+年金控除110万円=158万円

までは非課税ですが

大企業に勤めていた人ならこのラインは超えます。


このラインを超えると所得税がかかってきますが

課税所得195万円までは所得税率5%です。

https://scene-ex.jp/L2485/b0/9t7391


だからiDeCoを年金として受け取る場合は

所得税が5%かかってくると考えて良いでしょう。


次に住民税ですが

基礎控除45万円+年金控除110万円=155万円

までは非課税ですが

大企業に勤めていた人ならこのラインは超えます。


そして住民税の税率は10%です。


だからiDeCoを年金として受け取る場合は

住民税が10%かかってくると考えて良いでしょう。


次に社会保険料ですが

まず公的医療保険

(国民健康保険または後期高齢者医療保険)

があります。

(75歳未満の人は「国民健康保険」

 75歳以上の人は「後期高齢者医療保険」)


公的医療保険は

年齢や控除の計算が面倒なのですが

均等割分は会社からの年金で払うと考えると

iDeCoを年金として受け取る場合は

公的医療保険が9%かかってくると考えて

良いでしょう。


次にもう1つの社会保険料として

介護保険料がありますが

これは1.6%と計算して良いでしょう。

https://scene-ex.jp/L2485/b0/10t7392


【結果発表】

・iDeCoに払った場合は

 所得税5%+住民税10%=15%

 税金が安くなる。

・iDeCoを年金として受け取る場合は

 所得税5%+住民税10%

+公的医療保9%+介護保険1.6%=25.6%

 税金・社会保険料がかかってくる。


つまり

iDeCoを年金として受け取るようにすると

システム的に10%の損をさせられるのです。


このからくりは以下です。


・サラリーマンがiDeCoを行うと

 所得税と住民税は安くなるが

 社会保険料は安くならない。

・iDeCoを年金として受け取る場合は

 所得税と住民税だけでなく

 社会保険料もかかってくる。


なお今回の計算では

受け取る年金額が増えると

年金控除額が増える事は考慮していませんが

結論は変わりません。


今回は

「iDeCoと社会保険と税金2」

と題して

iDeCoを年金として受け取る場合について

書かせていただきました。


私はこの国家的な詐欺的制度に対して

「まったくもう・・・。」

と思うのでした。


ところが私が調べた限りでは

証券会社、金融機関、税理士、FPは

9割以上がiDeCoをすすめています。


私には日本という国全体が

どうしてこのようになってしまったのか

全くわからないのでした。


なお前回も書きましたが

受け取る年金額が増えると

医療費の自己負担が上がる事があります。


(2022年12月12日発行)


近所のおばあさん

「ちょっと聞いてよ!

 先月入院したら

 4泊5日で90000円も請求されたの!」


話を聞いてみると

2022年10月より

高齢者の医療費の自己負担が

1割→2割になるのに該当してしまい

支払いが倍になったそうです。


近所のおばあさん

「わたしね、年金を受け取るのを5年遅らせて

 その間は膝が痛いのを我慢して仕事したの!

 そうしたら年金は増えたけど

 そのせいで自己負担1割→2割のラインに

 ひっかかっちゃったの!」

「ああ~!わたし

 国が仕掛けた

 年金と医療費のワナに

 ひっかかっちゃったの!」

https://scene-ex.jp/L2485/b0/11t7392


今回の内容が参考になりましたら

以下を応援いただければ幸いです。

https://scene-ex.jp/L2485/b0/12t7392