――――――――――――――――――――――― ■バブル絶頂期の不動産投資の本 ☆2024年6月10日発行 ――――――――――――――――――――――― こんにちは!「ゆめたか大家」と申します。 私が最初に購入した物件の 買い付け・融資・契約・物件引き渡し・初期管理 をまとめた 「不動産取得編」です。 https://scene-ex.jp/L2485/b0/2t7371 ゆめたか大家のKindle作品一覧はこちらです。 https://scene-ex.jp/L2485/b0/3t7371 ゆめたか大家の今までの道のりはこちらです。 https://scene-ex.jp/L2485/b0/4t7371 ――――――――――――――――――――――― ■本文 ――――――――――――――――――――――― 今回は 「バブル絶頂期の不動産投資の本」 と題して 以下の本をご紹介させていただきます。 「所有不動産を10倍に増やす法」 (アマゾン) https://scene-ex.jp/L2485/b0/5t7371 (楽天) https://scene-ex.jp/L2485/b0/6t7371 これは甲斐三次さんのご著書で 1989年12月に発売されていますので まさにバブル絶頂期の不動産投資本です。 ・日本人は今や世界一の金持ちになった。 ・日本経済は絶好調だ。 ・学生が企業を面接する時代。 いきなりバブルの時代の勢いを感じました。 ・しかしこのような時代は長く続かないので ストック(不動産)を持て。 ・不動産が老後の心の豊かさを支える。 これは現在でも よく書かれている事だと思いました。 また不動産投資のメリットは 以下の4つと書かれていました。 1 借金ができる。 2 土地の値上がり益が取れる。 3 家賃の値上がり益が取れる。 4 インフレによって借金が目減りする。 ・私の場合、購入する土地建物は 100%以上の融資を受ける場合が多い。 ・100%融資が得られるようになれば 不動産を10倍、100倍にする事さえたやすい。 ・資本主義は借金主義だ。 ・日本で金持ちになるには、一言で言って 「借金して不動産を買う事」 これはもう勢いが良すぎて 危ない領域に入っていると思いました。 ・購入した不動産をそのまま賃貸にした場合は 利回り5~6%。 ・マルコーのリースマンションシステムで 1400万円のワンルームマンションを 頭金130万円 ローン1270万円が7.02%25年。 月80718円返済。 家賃51000円 管理費5100円、修繕積立金1000円。 これは返済割合158%であり さらに管理費や修繕積立金がかかるのでした。 さらに他の箇所では 以下のように書かれていました。 ・賃料592万 ・減価償却99万 ・利子585万 ・租税公課78万 ・修繕費25万 ・経費合計787万 ・所得-196万 私はこのページを見て この部分は間違いだと思いました。 というのは ・賃料592万 ・利子585万 となっていて ほぼ 家賃=利子 となっているからです。 こんな事があるはずはありませんよね。 しかし物件価格が1000万円で 900万円について7%25年で融資を受けると 初回返済63610円 (元金11110円、利子52500円)となり すると1年間の利子は約60万円になりますので この物件の表面利回りを6%とすると 1000万円×6%=60万円が家賃ですので 家賃=利子 となるのでした。 だからこの本のこの箇所は 間違いではなかったのでした。 しかし 「家賃=利子」 という事は 家賃は全て利子として 金融機関に持っていかれてしまうという事です。 だから家賃収入を得ているのは 大家ではなく金融機関になるのです。 さらに、減価償却、租税公課、修繕費で 所得は-196万となっていて これなら税金は還付されますが これでは投資になっていません。 こんな事が行われていた時代がある事を知り 私は茫然としたのでした。 ところでシミュレーションでは 家賃が毎年3%上がるとして 計算されていました。 これは10年で家賃が30%上がるという事ですが すると家賃100万円、返済100万円で 返済割合が100%であっても 10年後は家賃130万円、返済100万円になって 返済割合は77%になるのです。 これはインカムゲインの すごい見積もりだと思いました。 そしてキャピタルゲインについてですが 昭和58年を100とすると その5年後の平成元年は 東京圏は220、大阪圏は178、名古屋134なので 5年で2倍は現実的と書かれていました。 これは10年では4倍になるという事ですので 資産をどんどん増やす事ができる。 という内容でした。 つまり借金してでも物件を買う事によって ・10年後は家賃が30%上がる。 ・10年後は物件価格が4倍に上がる。 だから ・100%融資が得られるようになれば 不動産を10倍、100倍にする事さえたやすい。 ・資本主義は借金主義だ。 ・日本で金持ちになるには、一言で言って 「借金して不動産を買う事」 と書かれていたのでした。 今回は 「バブル絶頂期の不動産投資の本」 と題して 1989年の12月に出版された本を ご紹介させていただきました。 「所有不動産を10倍に増やす法」 (アマゾン) https://scene-ex.jp/L2485/b0/7t7371 (楽天) https://scene-ex.jp/L2485/b0/8t7371 私はこの本を読んで、感覚を破壊されました。 しかし日本にこのような時代があったのは事実で またこのような本が出版されたのも事実です。 これから日本はますますインフレになって 物件価格も高くなり また金利も上がると言われていますが アメリカでは金利が7%という事ですので この本の内容がスタンダードになる時代に備えて 勉強しておかなくてはいけないのかもしれないと 思ったのでした。 今回の内容が参考になりましたら 以下を応援いただければ幸いです。 https://scene-ex.jp/L2485/b0/9t7371