歌詞にツッコミ入れたくなったので | せいぜいひまつぶしの小話

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5年目から創作系ブログとして新装開店しました。
色々と思うところ書いてます。講談社への抗議不買は一生続けます。
2022年12月からは小学館もリストに加わりました。
「人を選ぶ」とはつまり「自分は選ばれた」ということです。

ぶっちゃけ音楽に関する造詣は無いに等しく、最近はラジオも殆ど聞かないので、
テレビ番組で使われてるかどっかでおススメされる以外で最新の音楽事情に触れる機会は
全くありませんが、その程度の人間でも歌詞の内容にツッコミたくなることがあるわけです。

「『心から言える』のにまだ『きっと』なのかよ」とかね。

 

でもまぁ最初に書いた通りそんな色々熱心に漁ってるわけじゃないので滅多に無いことですが、
今年始まった『仮面ライダーセイバー』のエンディングで久々に言いたいことが出来まして、
他人がエラソーに言ってンじゃねーよと、
まぁ正直日曜の朝から軽くイラッときたというか、こうやって思い出しながら
書いてるうちにますます腹が立ってきたというか、まぁなんというかですね。

「自分を変えろ」なんて言ってるお前がまず「自分を変えろ」と。
人に変わることを要求しておいて自分を変える気が無いとか
そんな一方的な話が通ると思ってンのか
と。


「~を変えたいなら自分を変えろ」
このテのセリフは『攻殻機動隊』と、現実においてはブラック企業のクソ上司と能無し経営者

人殺しがよく使う言葉で、実際に自分でも勤めていた会社の上司から何度も言われてきましたが、
こんなものは単に自分たちへの批判をかわすための詭弁であり、悪用されることの方が多いのが

実情であり、そもそも相手に向けて使っていい言葉ではありません。

この言葉を本来の正しい意味で使っているのは自分が知る限りでは
マイケルジャクソンの『Man in the mirror(鏡の中の男)だけですが、

この曲の歌詞では“I'm starting with the man in the mirror”と、
中2レベルの英語力があれば分かる通り自分で自分に使っているからこそ

意味があり感動を呼ぶのであって、他人の立場からエラソーに言われたところで
そっくりそのまま「言ってるお前が自分を変えろ」と返したくなるわけです。

もちろんこんなことは東京スカパラダイスオーケストラの皆さんが意図したものでないことは

重々承知しておりますが、現実の社会で何度も聞かされ苦しめられてきた言葉を、
教育番組としての側面もあるヒーロー作品で、しかも軽快な音楽に乗って聞かされると
余計強力にトラウマスイッチが入って朝から嫌な気分になるので、
今はエンディングに入ったら終わるまでミュートにするかチャンネル変えてます。
子供には絶対に聞かせたくない歌ですね。 子供はいませんが。


「自分を変えろ」とか言ってくる

お前がまず「自分を変えろ」

気休め程度にしかならないと思いますが、覚えておくだけでもだいぶ心が楽になるでしょう。
“批判精神”は思想のウイルスに対抗し得る、最も有効な免疫です。