工作の見分け方・「○○みたいな」人気の捏造 | せいぜいひまつぶしの小話

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5年目から創作系ブログとして新装開店しました。
色々と思うところ書いてます。講談社への抗議不買は一生続けます。
2022年12月からは小学館もリストに加わりました。
「人を選ぶ」とはつまり「自分は選ばれた」ということです。

「○○みたい」 「○○みたいな」

作品の評価や感想、あるいは自身の印象を語る際、他の作品を引き合いに出したりする、
このような表現というか言い回しを見聞きしたり、自分でも使うことがあるかと思います。

何かを語るのに小難しい言葉を使ってればいいというものではないですし、
分かりやすく伝えるために他の“似たような何か”を引き合いに出したり置き換えたり
するのは特別でもなければ珍しいことでもありませんが、問題はその使い方です。

後発の作品やクオリティの著しく劣る作品を引き合いに出して、
「○○みたい」なんて言ったりするでしょうか?

 

少なくとも自分では、そんな使い方をしたことは一度もありません。
自分でやるときは必ず先発か、あるいは同時期くらいのモノを選びますし、
引用する作品は、一緒に並べても見劣りしないよう配慮し、最大限の注意を払っています。
ついでに言えばジャンルの違いだけで差別したこともありません。

たとえば『メダロット』を見て「ダンボール関係無い戦機みたい」とか、
日本のスーパー戦隊を見て「パワーレンジャーのパロディみたい」だとか、
あるいは『西遊記』を見て「ドラゴンボールから色々パクってんじゃん」
なんて言ってる奴がいたらどうでしょう?

「メダロットが先だ」「スーパー戦隊の方が元ネタなんだよ」
「バカかお前は」と、知っている人なら誰だってツッコミのひとつも入れたくなるでしょう。
いずれにしても黙って見過ごせるはずがありません。

どっちが先か?なんてことは、ちょっと考えれば誰でもすぐに分かることです。
順番も考えずに引き合いに出すのは己の無知を晒すどころか『無知(不知)の知』
…自分の“知らない”ということに対する無自覚であり、それだけなまだしも、
明らかに元の作品に劣るモノを引き合いに出して同列に語る行為は、発言者自身の
“見る目”が疑われるだけでなく、元の作品の評価を不当に貶める、恥ずべき行為です。

ただそれでも考えナシの無自覚であるだけなら単にソイツが恥をかくだけで済みますが、
受け手の側が何も知らなければそっくりそのまま無批判に受け入れてしまうかもしれません。
それを意図的にやっていたとしたらどうでしょう?

「○○みたい」という風に引き合いに出される作品が高い確率で
●●〇進●●〇撃の●●●●巨●〇●人だったり
●●鬼●●●●滅●●●の刃なのはどうしてなんでしょう?

“無駄に”長くやってる分だけ全体の分量としてはステマの巨人に軍配が上がりますが、
ネットのレビューサイトやブログなんかを見ていると、こいつらがまるで
台所のコバエみたいにチラついてすげーウザいです。
テレビなんかでも話の途中にねじ込んでくる芸人の多いこと多いこと。

 

仮に本物のファンならどこそこに登場する場面だとかそういった細かい薀蓄の1つや2つくらい、

相手が元ネタを知っていようがいまいが頼みもしないのにソラで言ってきそうなモンですが、
捏造の巨人に限って名前しか出て来ないんですよねマジで(笑)
100日で死ぬワニが霞んで見えるバッキバキの電通案件です。
一体いくらでステマのバイト引き受けてンだか。


見かける度に舌打ちしながらチャンネル変えたりサイトをブロックしてましたが、
ついこの間も『ゼノブレイド』のリマスター版で
引き合いに出してるアホの5364が1匹湧いてました。

←引き合いに出すアホ
 

実体の無い人気をでっち上げているというのはまさにそれでして、
こうやってチラチラチラチラ目に留まることで、まるでサブリミナル効果みたいに
具体的な中身も知らない分からないまま知名度“だけ”が上がっていけば、
元の作品の良さに引っ張られて「コイツも面白いのかな?」なんて錯覚を起こすでしょう。
真相に気付いている人間にとっては、まさにはらわたの煮えくり返る思いです。
騙す奴も騙される奴も含めてね。

『人間を食らう謎の敵の襲来と、その防衛戦が日常化しつつある世界』が舞台で、
『大切な人を殺された主人公の復讐から始まる物語』が、いつしか世界を巻き込んだ
壮大な謎へとつながっていく
…というプロット(筋書き)“だけ”を取り出してみれば、
多少は似通った部分がある、かもしれません。

ですが『ゼノブレイド』がゲーム1本だけで物語がキレイに完結しているのに対し、
アッチは連載開始から10年も経ってるのに今もダラダラ続いてます。
「20巻ぐらいで終わらせる」とか「人気があるからってダラダラ続けたくない」な~んて
エラソーに言ってたのにね(笑)。もはや巨人と戦ってすらいないことは容易に想像がつきます。
その辺は魔法が解ける前に身を引いた●鬼●●●滅●●の●刃がうまいコトやってましたね。

それにどちらも発売年は同じ(オリジナル版は2010年にWiiで発売)ですが、
開発期間とかから逆算してもやっぱりゼノブレの方が先ですし、その制作過程においても
両者の関連性は大まかな筋書き以外には何も無く、その程度のコトで類似性を指摘するお前は
どこの青葉真司だと言いたくなりますね。

最初にWii版が発売されてから10年の間に3DSへ移植されたりswitchでリマスター
されたりしながら完成度を上げ、着実にファンを増やしてきた“本物”の名作と、
検索エンジンで「s」や「し」を入れたり「o」と「お」とか入れるだけで

頼みもしねーのに出て来る検索汚染が連載直後から始まった

明らかな不自然に気付きもしないまま、でっち上げられた
ありもしない人気にまんまと釣られたアホ共のコンコルド錯誤で
後に引けなくなってるだけの“まがい物”
を同列に扱う詐欺同然の宣伝工作を、

決して許すつもりはありません。

昨今は、実体の無い人気をでっち上げて頭の悪い連中を引っ掛ける詐欺同然の捏造工作が
業界全体で横行しておりますので、客の側である我々も自らの無知に甘んじることなく、
それらを見分けるために詐欺の手口を学び取る必要があると考えます。
まぁ騙されたままでいいってンならそれでもいいと思いますよ?
騙されるのは何も知らない連中と、単なる安価な娯楽にありもしない深読み((笑))の
解釈なんぞを付け加えて「わかってるオレかっけー」したがる幼稚な承認欲求と
知の欺瞞丸出しのインテリ気取りくらいなモンでしょう。

くたばれ電通、くたばれ講談社、抗議不買は一生続けます。

 

↓本物の名作にして神ゲー