木綿(ゆふ)の神様 宇奈岐日女(うなぎひめ)神社 | 筑前由紀のプチトリップ

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2024年現在、主に福岡県内をカメラ片手にうろうろ。
着物を着たり着なかったり
たまにバイクに乗ったり
季節の草花を見に行ったり
お寺や神社に行ったりしています。

 

 

宇奈岐日女神社

大分県由布市湯布院町川上2220

 

 

祭神

国常立尊 (くにとこたちのみこと)
国狭槌尊 (くにさつちのみこと)
彦火火出見尊 (ひこほほでみのみこと)
彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊 (ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)
神倭磐余彦尊 (かむやまといわれひこのみこと、初代神武天皇)
神渟名川耳尊 (かむぬなかわみみのみこと、第2代綏靖天皇)

 


 

現在の祭神は、上記のように6柱の神々ということになっている不思議。

 

 

神社名であるウナギ姫どこ行った?

もともとはウナギ姫が祭神だったのが、時代と共に変化していったのだろう。

 

どうやら、金鱗湖とゆかりがあるらしい。

 

 

伝承では、宇奈岐日女神は、かつて由布院盆地に広がっていた湖を見て、力自慢の従者の道臣命(蹴裂権現)に命じ、湖の西にあった山を蹴破らせます。
たちまち湖水は流れ出し、大分川となって別府湾に流れ込み、現在の盆地を造ったとされ、南西4kmほどにある蹴裂権現社がその場所だとされています。
湖には、もともと大きな龍が棲んでいたものの、水が干上がったせいで龍は神通力を失ってしまいます。
龍は小さな場所でも良いから安心して住める池が欲しい、そうすれは美しい水を湧き出させ、村の人々を守ると宇奈岐日女神に願います。
宇奈岐日女神は、願いを聞き入れて残したのが金鱗湖とされています。

 

 

おや、天祖神社では龍がお願いしたのは天祖神だったけど、こっちでは宇奈岐日女なのね。

天祖=アメノミナカヌシはこの伝承みたいに地上に具体的に関わるようなことはしなさそうな神様だって印象あるから、この地固有の神様っぽいウナギ姫の方が、それらしい気はする。

 

 

境内掲示板には

金鱗湖にあった天祖神社同様、景行天皇12年に当地の速津姫が勅命をうけて創祀したと書かれている。

 


ウナギ姫という神様が、元々この地にいて速津姫が祀っていた神様で、

後から来た景行天皇が、祭神を変えるように言った、とか、そういうのを想像する。



宇奈岐日女神社は「六所宮 」や、「木綿(ゆふ)神社」「木綿山(ゆふさん)神社」の通称もある。


鎌倉時代に初代・豊後国主が書いた『ウエツフミ』によると、ウナギ姫は綿花の栽培を司る神様であり、このあたり一帯がユフ(木綿)と呼ばれていたという。
ウナギ姫はきっと、木綿(ユフ)のとれる由布岳の神様だね⛰️


ところで、社殿の手前にある堀?には、鯉がたくさん泳いでいたよ🐟


右手前には、龍の口から水。


こっちの龍の口から出る水は六所様の湧水といって、飲める水。

美味しかったよ👍

 

平成3年、台風被害にあい、144本もの木を伐採せざるを得なかったらしい。


大きな切り株が、いくつか残されていた。

 

小さな狛犬が守っていて可愛い。

 

ちょって離れて見た図。

 


大きな門の両脇にも切り株。

 

社殿の後ろに背の高い木々。

昔はもっと鬱蒼としていたのだろう。

昔よりちょっと、日当たりや風通しが良くなっているのかもしれない。

 

御朱印帳を忘れたから書き置きを貰った!

 

近くには辻馬車🐎

そんなのあるなんて良いなぁ✨

 

私も何かの時には乗りたいな。

 

神社の近くからは、由布岳がよく見えました♪