神功皇后の太刀 乙王丸を納めた太刀八幡宮 | 筑前由紀のプチトリップ

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2024年現在、主に福岡県内をカメラ片手にうろうろ。
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お寺や神社に行ったりしています。

 

太刀八幡宮 

福岡県朝倉市大庭1504

 

こちらは珍しい子持ち鳥居⛩

 

 

由緒

嵯峨天皇弘仁十四癸年上座郡大庭村大字乙王丸に鎮座す。

 

神后勅命に依り熊襲討征の為西國に軍兵を進め給ひし時 羽白熊鷲及び土蜘蛛 田油津姫等 頑強の敵なるに 之を討伐す可く大庭村上の原にて軍兵を練り給ひ、刀剣を給ひ、亦刀劔を令磨給ひたり。

此時皇后は帯び給ふ御劔を抜給ひ之を令磨て宜ひ給ふに、この太刀を天神地祇に捧げて祈り奉らんと、大石を畳み此中に太刀を納め給、是を太刀塚と称し今境内に在り、碑に摂政元年辛巳年と記せり。

 

御奉納の太刀の銘乙王丸との古老の口碑により此地を乙王丸村と為したり。

皇后剣を抜き給ひし所上原村の内拔劔區と呼び劔を令磨し給ひし所を磨次と唱へ、何れも今人家あり。(福岡神社誌より)

 

こちらが太刀塚。

 

「祭鎮 大帯姫尊御太刀塚」と書いてある。

太刀の銘「乙王丸」って残ってるのすごくない?

刀剣乱舞の男士になって欲しい😆

当時の太刀は、環頭太刀かな。

 

祭神は、神功皇后・応神天皇・三女神。

 

良い感じの木。

 

赤司八幡宮について書く際にまた詳しく書くが。

この太刀八幡宮の近くが三女神の降臨地と言われており、また、三女神が武神として扱われている。

 

三女神はアマテラスとスサノオの誓約によってスサノオの剣から生まれたとされているので、神功皇后が納めた太刀は、三女神を意識した物だったかもしれない。(綾杉先生説)

 

それを聞いて、私は楯崎神社に伝わる三女神の話を思い出した。

 

 

三女神は大国主と共に異民族と戦ってるんだよね。

戦女神としての性質あったと考えると納得。

 

 

 

狛犬3連続。

拝殿に近い阿は科をが欠けていた。

 

一部、着色してある。

 

木鼻の獏、色付けるとこんななんだね。

 

屋根の上の逆立ち狛犬可愛い。

 

中の、絵馬や干支恵方盤が立派。

 

社殿の隣の祠たちは珍しく、石の扉にも模様が施されていた。

 

 

 

 

本殿の着色も綺麗。

 

 

 

 

いろんな方向から入ってこれるように、鳥居が四方にある。