撃鼓神社の秋祭り | 筑前由紀のプチトリップ

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2024年現在、主に福岡県内をカメラ片手にうろうろ。
着物を着たり着なかったり
たまにバイクに乗ったり
季節の草花を見に行ったり
お寺や神社に行ったりしています。

去る10/16のこと。

春に初めて神楽を見に行った撃鼓神社の、秋祭りに見に行きましたよ。



春祭り以後、2度ほど写典にも参加したので、神社サイドの方とも顔馴染みになったけど、今回の話と特に関係なし。



今回は抽選会もあり。

例年はやっていたという餅まきはまだ復活していないけれど、徐々に活性化している感じが良き☺️



笛や太鼓、シンバル的なものが演奏されたりとか。



撤饌(お供え物を下げる)。




そして、神楽。

写典行った時に顔見知りになった方。

本番出られるか分からないような事を仰ってたから、姿を見てホッとした。(本人にも伝えた。)


前回の四位と大体同じ。

弊を持っているところが違う。


写典行った時に顔見知りになった禰宜さん。




次2つはストーリーがあって楽しいやつ!

今回は、天孫降臨付近の話。

なんだけど、三韓討伐のメイン神様である神功皇后が出なかったの同様、天孫降臨も天孫は出て来ないつくり(笑)


なんか…あれね💡

サイドストーリーを神楽にしてみました!みたいな?スピンオフ作品的な。




降臨前段(こうりんぜんだん)

登場:中臣、鹿島、大己貴


※中臣(なかとみ)=天児屋命(あめのこやね)。中臣氏の祖神。

※鹿島=建御雷(たけみかづち)。

※大己貴(おおなむじ)=大国主。



天孫ニニギが降るに先立って、香取神(フツヌシ)が派遣されることになった。

それを聞いた鹿島神(タケミカヅチ)は大いに怒る。

「自分の方が強いのに、何故別の神様を行かせるんだ」

弓と矢を持ち怒りに怒る。

「いやいや、そうじゃないんだ。二柱の神様が行く事になっているが、ちょっとした都合で、香取神に先に行って貰っただけだ」

「よしじゃあ行こう!」と鹿島神はルンルンで地上へ向かう。

そこで待っていたのが、当時地上を治めておりました大国主、もとい、大己貴命。


宮司さん曰く、同じ神様でも時と場合で名前が変わっていて、ここでの名前は大己貴命。激しい神様との事。


鹿島神が地上に降りる。

大己貴命怒る。

「何しに来たんだ。自分は釣りをしていたのに」

「この国はニニギに譲る事になった」

「いやいやそんな事は知らん。証拠を見せろ」

そして戦いが始まる。


宮司さん曰く、この演目は「どっちも負けるな!」って合いの手が入るような演目なんだって。


勝ったのは勿論(?)天孫側の、鹿島神。




降臨後段(こうりんごだん)

登場:前駆、中臣、鈿女、猿田


謎の「前駆」。

「不浄な者、退くべし」なんて言ってるけど、真っ黒な顔で「おおおおお」って唸りながら鈴を鳴らしてヒタヒタ歩くの不気味😱

きっと、お祓いしているのよ、ね?多分。



天孫ニニギが沢山の神様と共に降りてくる。

天の八俣(交差点)に異様な者がいる。

目の玉ギョロギョロ。背が10m。鼻の長さ1m。真っ赤。

「お前は何者か?」と、尋ねに行ったのは鈿女(うずめ)

「自分は猿田彦。悪さをするつもりではない。天孫が降りてくると聞き道案内をしようと思って来た」


異様な者の名を聞き出せたからということで、鈿女が猿女(さるめ)と呼ばれることとなり、猿女と猿田彦が舞う。




お次は前回もあった大道芸的な演目、久米。

今回はこぼしちゃった!

けど終わった後、宮司さんが「こぼれた年は大豊作‼️」って言って場が賑わったので良い🌾🌾🌾




事代は、前回は大国主と共にだったけど、今回は事代主のみ🐟

餅は撒かれたかったけど、餌の代わりに何かお土産は付いてたよ。




神楽の後は抽選会。



カラフルな御幣もちょっと良いなーって思ったけど、残念ながら当たりませんでした。

またの機会に😆