2016年の大統領選に勝利したトランプが
2011年に書いた本。立候補する前?
内容は2012年大統領選で再選を目指す
オバマをミソミソに批判しまくるのと
アメリカのリーダーに相応しいのは俺だ!
という猛烈アピール。
ま~ハッキリしてて気持ちいいやねー。
それにしてもオバマは酷いなぁ。。
まるで英米金融資本家の言いなりだ。
馬渕睦夫大使も、オバマは途中からまるで
やる気を失くした、、って言ってたけど
豪華なリゾートで遊んでばかりだ!と
トランプもディスり放題。 (#`皿´)
「米国経済の競争力や民間の雇用の創出は
二の次にして地球温暖化という似非科学と
社会主義的経営を意図的に広めている」
トランプの言葉は常に明快だ。
でも過激だから、アメリカの背後には
ディープステートがいて、金融・貿易・雇用
全て一握りの資本家が私物化してるって事を
知らなければ、読んでも意図が分からず
暴言トンデモ親父と思っただろう。
勉強しといて良かったわぁ。
ここで語った方向性は、ほほそのまま現在の
トランプ政策に繋がっている。メキシコの壁
中国への経済制裁、OPECへの不満。
主張は終始一貫変わらない。
本の多~くの部分は「中国」に割かれている。
それだけ大きな存在なんだなぁ。
日本なんか、じぇんじぇん出てこない。。。
中国は不当に利益を得ている!
泥棒だ!アメリカの富はアメリカ人の物だ!
と国家ぐるみの産業スパイをガンガンに
非難する一方で、中国人と組んでビジネスを
した経験から、なかなか素敵な事を言う。
「彼らは率直に物を言い、真実を語る人間を
尊敬する。たとえそれが彼らにとって
あまり良くないことでも。
私は中国人をよく知り、尊敬もしている。
中国人は非常に賢いのに、
我々のリーダーが間抜けなのだ」
OPECについては、
「OPECの石油ギャングどもは、談合による
価格設定という法律違反を長年行ない
笑いが止まらぬほど儲けている」
これも、きっとホントだね。(^_^;)
トランプは人気テレビ番組を持っていて、
その決め台詞お前はクビだ!You are fired!!
バック・トゥ・ザ・フューチャーのアレね。
ビフのモデルとも言われるし、
ホームアローンにもチョイ出した。
そしてレーガン大統領を尊敬していて
随所に引用する。「レーガンは正しかった!」
そしてジョンソン、ケネディ、、皆
FRBを批判し、国で紙幣を発行しようとして
暗殺されたり、危険な目に遭った人達への
リスペクトを随所にちりばめる。
マッカーサーの言葉も踏襲してるね。
いいな、と思ったのは
「税金について賢くなろう」のコーナー!.(^-^)/
まず、▼相続税は廃止されるべきだ。
あなたが死んだ後、人生を通して稼ぎ
すでに税金も支払った財産にさらに課税する
などモラルに反する。あなたの不動産を
受け継ぐべきは連邦政府ではなく、
あなたの子供たちだ。
ホントだよね。まぁこれはトランプが一番
見に沁みて希望することなんだろうが。(^^)
でも、そこから先がトランプらしい。
相続税を廃止すればファミリービジネスへの
投資が増えて150万の雇用が生れ
中小企業の資本が1兆6000億ドルに増加し
給与が2.6%以上増え、新たな従業員雇用の
可能性が8.6%上昇し投資を3%拡張できる。
。。よく解らないがたいへん具体的である。
また▼所得税は健全にシンブルにすべきだ。
私のプランは次の通り。
所得3万ドル以下→1%
3万ドル~10万ドル→5%
10万ドル~100万ドル→10%
100万ドル以上→15%
こう簡単にすると会計士不要になるのだ。
「米国人は税法を理解する為に会計士を雇い
数十億ドルを無駄に費やしている。
しかも100人の会計士が全員異なる数字を
出してくる。一体どういうことだ!」
等々ほとんどが、一般人も納得できる
「ごく常識的で公平な」 国のあり方ばかり。
そしてアダム・スミスの「道徳感情論」を
引用するのがいいじゃない!素敵ねぇ。
「他者やその財産、隣人の評判等を
侵害することに躊躇のない者は、
ほとんど何の価値もない」
道徳を大事にしてくれて、なおかつ
経済に強いリーダーは確かに頼もしい。
この税制改革が成功したかは知らないが・・
タフな米国を取り戻せ!
日本も続いてくれー!