●東インド会社とアジアの海 @羽田正 | ★50歳からの勉強道~読書録★

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本は友達。一冊一冊を大切に記憶に留めておきたい。

今、グローバリズムで世界を統一しよう、、
と目論んでるディープステート・・
〈ユダヤ系を中心とする国際金融資本家〉
だが、彼らの目的は、「国家を民営化」
することで、そのモデルがかつて
彼らが経営した東インド会社なのだという。


だったら東インド会社、知りたいよねぇ。
アダム・スミスはこの独占形態を
めちゃめちゃ批判したそうだ。うむ!



〈東インド会社〉・・
名前は歴史でよく聞くけどいまいち
漠然としてよく解っておりません。
成立はイギリス東インド会社が1601年
オランダ東インド会社が1602年
遅れてフランス東インド会社も、デンマーク
スウェーデン等、他の欧州にもあったんだ。


中でもオランダ東インド会社は唯一、
日本に商館をおく事ができた人達。
平戸、のちに長崎の出島で貿易を許された
「オランダ人」=「東インド会社」なのね

拠点はバタビア(ジャカルタ)で
実際にヨーロッパ往復してた訳ではない。

復元された平戸のオランダ商館




ヨーロッパ人がインド洋に進出した最初は
ポルトガルのバスコ・ダ・ガマだ。

英雄かと思いきや、とんでもない悪党で
各国が自然に平和に貿易してた1400年代
いきなり大砲ぶっばなし、掠奪、殺戮、
とんでもない蛮行で秩序を乱したのだ。
目的は胡椒や香辛料を独占すること。
なんて奴だ。

バスコ・ダ・ガマ



ポルトガルが衰退すると、財力のある
イギリス、オランダが台頭する。

胡椒に限らず様々な商品を扱うようになる
「イギリス東インド会社」とは、あくまで
「民間人が」株式出資で利益を独占する為の
「貿易商社」であり、英国自体が領土拡大や
植民地支配を狙って派遣した訳ではない。


産業革命で質の良い綿織物が出来るまで
西ヨーロッパには特産品がなく、
胡椒、香辛料、コーヒー、紅茶、綿織物・・
いわゆる「洋風」の生活スタイルは
全てアジアの産物で作られている!   


東インド会社が実質的な植民地支配を
することで独占的にそれをもたらし、
政府はそれを承認した、ということになる。

ロンドンピカデリーにある王室御用達
フォートナム&メイソンは創業1707年。
ロスチャイルド関係だよね。。



とはいえ船には必ず大砲を積み兵士も乗る。
武力行使は無くても、武威はあるし、
当時のアジアは国家意識が稀薄なので、
外来の彼らはほぼやりたい放題だ。


日本でも大村純忠が長崎を寄進した、とか
玉城デニー並みの売国奴もいたもんだが
しかし!  武力で脅す彼らの「得意技」は
日本と中国では通用しなかったのだー!

長崎の出島



早くから秀吉はキリスト教の危険を察知!
有無を言わせず宣教師追放しちゃうし、
徳川幕府も終始一貫毅然たる態度!
強硬かつ厳格な管理を徹底し、
何より「上から目線」を崩さなかった!


貿易をする彼らにとって日本の銀は
是非とも必要だったので、利益と天秤で
オランダも大人しく従うしかなかった。。


徳川幕府しゅごい。
安部政権も頑張ってグローバル化を
止めてほしいんだが。。
日本の国体まで破壊される前に、ね。(;o;)



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国連を「国際連合」と訳すのは日本だけです。
第二次世界大戦の先勝国=連合国のこと
ですよ。=United Nations  オーマイガー!