インド神話とインド映画に明け暮れるのは
なんだかとっても楽しいよ。
でも複雑で解りにくいから、基礎勉強を。
そもそも「文明」って、黄河やメソポタミアが
紀元前5000年以前で、最古クラスか?
BC3000前後がエジプト文明、
そして我らがインダス文明。
インドの土着信仰に、アーリア人の侵入で
バラモン教が興るのがBC1500位。
ここで現れた「ヴェーダ聖典」がインドの源。
ヴェーダは「知る」という意味で
バラモン教の聖典の総称であり、実に現在に
至るまでインド知識人の精神的支柱なのだ。
ヴェーダは「天啓」なので、誰かが作ったもの
ではなく、永遠の過去から存在するもの。
さすがインド~!もちろん暗誦で伝えられ、
◆リグ・ヴェーダ(神々に対する讃歌の集成)
◆サーマ・ヴェーダ(歌詠の集成)
◆ヤジュル・ヴェーダ(祭司の集成)
◆アタルヴァ・ヴェーダ(呪句の集成)
の四種類に分けられる。
水牛に乗るヤマとヤミー。太陽神の息子ヤマ
は「初めて死ぬ」最初の人間なのだ。
リグ・ヴェーダでは死者の道を発見し、
楽土で祖霊と楽しく暮らした。
のち、死者の審判者→仏教の閻魔に。
妹ヤミーとの恋が小野篁と重なるなー ('_'?)
という、バラモン教の「リグ・ヴェーダ」が
インド神話の基になっていて、
天を至高とする多神教。
ギリシャ、ローマとも共通点が沢山ある。
BC500前後には、反バラモンがジャイナ教、
仏教を生み、バラモン教の勢力は弱まるが
民間信仰を吸収しヒンドゥー教として再興!
今日までインドの国教的地位を保つのだ。
サンスクリット文字も誕生するね。
ヒンドゥー教の主神がシヴァとヴィシュヌと
ブラフマー(梵天)の三大神。
シヴァ教とヴィシュヌ教の二大流派もある。
シヴァはスゴいよ。世界の滅亡を救う為、
全ての毒を飲み干したので青黒くなった。
ラーマもアバターも真っ青だけど、これ?
額に第三の眼を持ち、ヒマラヤ山で苦行。
そしてヴィシュヌは太陽光源の神格化で
現代の我々が崇めるラーマもブッダも
ヴィシュヌの化身、とするハナシもある。
わ、空海の言ってる事と同じ!(*_*)
下の真中がブッダ、その斜め左ラーマ
ここで、ヒンドゥー教の代表的文献である
インドの二大叙事詩 ●ラーマーヤナと
マハーバーラタが登場する。
成立はAD400年頃だけど、もち原型はもっと
古くから伝えられてきた、神々のお話たち。
長~い歴史と、紆余曲折を経る間に
バラモン教の最大神であったインドラは
ヒンドゥー教では東方守護に下り、
仏教で帝釈天となって、今や柴又在住だし
アスラ(阿修羅)だって最初から悪魔だった
訳じゃない。、、人生いろいろ神々様々。
。。で、複雑になっちゃった。(^^)
けど、なんたってインドはオモロイ。
若干意味不明ではあるが、、日本人には
格別身近でもあるし、
インド映画も底抜けに楽しいのだー