断然、マンガに走る！ ギャグのココロ～
やっぱ、分かりやすいのが一番なのだー
赤塚マンガは、一度ちゃんと読みたいと
思ってた。いや、読まなければいけない。と
理由はないけど、なんとなく。
日本人の教養だニャロメ！
バカボン、おそまつくん、ときて
赤塚不二夫代表作、もーれつア太郎。
母ちゃんは早くに亡くなったので、
ア太郎、イ太郎、ウ太郎･･と続けるつもりが
ア太郎だけで終わってしまったのだー
ダメ父ちゃんは、子供には教育が必要だと
聞いて、びっくりする。
ガーン･･てのは、この辺から始まったんかな。
ア太郎は可哀想な子を放っとけないのだ。
不良のデコ八も面倒を見て、弟子になった。
で、そのデコ八もニャロメを連れてきた。
そんなニャロメもワル犬を連れてきたり。
人情、ネコ情、タヌキ情、ブタ情、カエル情
満載。涙なしには読めないよね。ニャハハ
内容は無いよう。ギャグだから。
でも何より光るのは、赤塚不二夫の画力！
少ない背景に、キャラクターの動きが
全身活き活き、こんなに上手い人、いる？
特に、犬、ネコの可笑しさ、愛らしさ！
名もない、そのへんのイヌ。
その辺の、ネコ。
スッゴい、悪ネコ
フランス犬 対 アメリカ猫 ？
そして、きら星のごときサブキャラの宝庫。
ケムンパスは今でも描けるでやんす。
べし、はカエルのおばけなんだべし。
ちなみにべし、が恋した相手は
ココロの親分んちのピヨ子ちゃん。
散髪したら、こんなキュートな髪型に。
ニャロメの登場で、もーれつア太郎の人気は
急上昇したそうだ。
学生運動の全共闘系に｢ニャロメ党｣なる
一派もできて、ニュースになったって。
世をスネて、渡世人になる。
手塚治虫、藤子不二雄、石森章太郎･･
トキワ荘出身の著名人は沢山いるけど、
生涯のギャグ漫画家は赤塚不二夫ただ一人。
赤塚不二夫と菊千代
とにかく絵が好き。キャラクターが好き。
ブタ松親分、ココロの親分はじめ、
バカボンやおそまつくんのキャラたちも
平然と乱入してくる。これでいーのだ。
BOOK・OFFという名の温故知新システム、
素晴らしい。
もーれつア太郎BOXセット￥1260也
大事なバイブル。家宝。お友達。となった。
また読むべし。
