●日本最古偶寺版 紺地金泥般若心経 @立松和平監修 | ★50歳からの勉強道~読書録★

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本は友達。一冊一冊を大切に記憶に留めておきたい。

隅寺(すみでら)とは、奈良海龍王寺。
天平3年(731)、光明皇后の発願で建立した
法華寺境内の角隅に建てられたので
隅寺(角寺)と言うそうな。(藤原不比等邸跡)




唐で玄奘三蔵に師事し、経典を持ち帰った
玄昉が、ここを日本初、本格的な写経所と
したのが、般若心経流布のきっかけとなる。

この本とても、コンパクト!




般若心経は本来、六百巻もの「般若経」を
262文字に、短くまとめたもの。


「呪術的霊力を持つお経」として信仰され、
平安時代に空海も最澄も、重んじて広めた為
現代に至っても、宗派を越えて読経される、
唯一のお経になっているんだ。


なるほどねー。だから何処でも、般若心経。





この本では、立松和平さんが、一区切りづつ
意味を解説してくれる。
スゴく身近な言葉で、わかりやすく、ね。


こんな感じ。







色即是空  空即是色
立松さんいわく、
「絶対というものや固定したものは
そもそも存在しないというのが
般若心経の立場です」


読んでるととにかく、この世の全てのものに
実体はない、形ある存在はない、
きれいも汚いもない、心という実体はない、
老いも死もない、得る何ものかなどない、
・・・とにかく何も無い!  というのよ。
空の教え、難しい~  (´・ω・`)


海龍王寺





で。ここ、気になったんだなー。。。

三世諸仏
過去は過ぎ去ってすでに見えないのではなく
未来はいまだやってこずに
存在しないのではなく
この現在の中にすべて現れているのです。
私の前には、過去と現在と未来にわたる全て
のことが、真理となって流れているのですが
なかなかそれを見ることができないのです。
私たちの前には実にすべてがあるのです。



隅寺心経






そして、立松さんはこうも言う。
「般若心経とは、世の中の中心の中心を
とらえた教えなのです。」



よくわかんないけどね、たった262文字。
この機会に覚えることにした。
今はスクワットしながら唱えてる。ダメ?





特に、最後のココは、マジでおまじない。
特徴的なギャーテーギャーテーの部分は、
ひたすら唱えるのみ。  ソワカー

羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶
般若心経



 海龍王寺さんのHP、この説明面白い!