天平3年(731)、光明皇后の発願で建立した
法華寺境内の角隅に建てられたので
隅寺(角寺)と言うそうな。(藤原不比等邸跡)
唐で玄奘三蔵に師事し、経典を持ち帰った
玄昉が、ここを日本初、本格的な写経所と
したのが、般若心経流布のきっかけとなる。
般若心経は本来、六百巻もの「般若経」を
262文字に、短くまとめたもの。
「呪術的霊力を持つお経」として信仰され、
平安時代に空海も最澄も、重んじて広めた為
現代に至っても、宗派を越えて読経される、
唯一のお経になっているんだ。
なるほどねー。だから何処でも、般若心経。
この本では、立松和平さんが、一区切りづつ
意味を解説してくれる。
スゴく身近な言葉で、わかりやすく、ね。
色即是空 空即是色
立松さんいわく、
「絶対というものや固定したものは
そもそも存在しないというのが
般若心経の立場です」
読んでるととにかく、この世の全てのものに
実体はない、形ある存在はない、
きれいも汚いもない、心という実体はない、
老いも死もない、得る何ものかなどない、
・・・とにかく何も無い! というのよ。
空の教え、難しい~ (´・ω・`)
で。ここ、気になったんだなー。。。
三世諸仏
過去は過ぎ去ってすでに見えないのではなく
未来はいまだやってこずに
存在しないのではなく
この現在の中にすべて現れているのです。
私の前には、過去と現在と未来にわたる全て
のことが、真理となって流れているのですが
なかなかそれを見ることができないのです。
私たちの前には実にすべてがあるのです。
そして、立松さんはこうも言う。
「般若心経とは、世の中の中心の中心を
とらえた教えなのです。」
よくわかんないけどね、たった262文字。
この機会に覚えることにした。
今はスクワットしながら唱えてる。ダメ?
特に、最後のココは、マジでおまじない。
特徴的なギャーテーギャーテーの部分は、
ひたすら唱えるのみ。 ソワカー
羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶
般若心経