●長くつしたのピッピ @アストリッド・リンドグレーン | ★50歳からの勉強道~読書録★

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本は友達。一冊一冊を大切に記憶に留めておきたい。

子供の頃、百万回読んだシリーズ第二弾。
このムチャクチャで、ホラ吹きで、
世界一強い女の子が大好きだった。



赤い髪の毛、そばかすだらけの顔、
左右違う色の靴下、ぶかぶかの靴、
馬も持ち上げる力持ち、何でもできて、
船長のお父さんは行方不明なので、一人暮し。




刊行されたのは1945年。終戦の年なんだなぁ。
その後「ピッピ船に乗る」と「ピッピ南の島へ」
が出され、最近のこの本は、
3冊を抜粋してまとめたものだそうだ。







ピッピの本当の名前は、原作では
ピピロッタ・ヴィクトゥアリア・ルルガーディ
ナ・クリュスミンタ・エフライムドッテル
ロングストルンプ、というらしい。

私が読んだのは、ピッピロッタ・タベルシナジナ・カーテンアケタ・ヤマノハッカ・エフライム
ノムスメ・ナガクツシタ  だったのかなぁ?
wikiによると。覚えてないけど。 
で、9才。将来の夢はもちろん、海賊。




どんどん出てくるピッピのウソ話が大好き。

溝に入ってずぶ濡れで歩くのを注意されると
「アメリカじゃ、どの溝も子供でいっぱいよ」


サビだらけのブリキ缶は、何にでも使えるの。
「まずお菓子を入れることがひとつ、
 それから、お菓子を入れないことがひとつ」







今回断然不満だったのが、ピッピのおうちが
「ごたごた荘」じゃなく、ビッレクッラと
なっていたこと、と、猿の  「ニルソン氏」  
「ニルソンくん」になってたこと。
これ、ダメ、ゼッタイ。






作者のリンドグレーンはスウェーデンの人で
主婦になってから、本を書き始めたそうだ。

他にもやかまし村シリーズがあって、
読んだなぁ。内容忘れたけど楽しかったなー


リンドグレーン





スウェーデンでは1969年にテレビドラマに
なったそうだ。ピッピ・ロングストッキング。
まんまやね。



で、その時、ごたごた荘に使われた家がコレ。
全然イメージ違うけど、私の記憶が白黒で
ボロボロなんだから、仕方ないか。。






ピッピは床を粉だらけにしてクッキーを作る。
こんなキレイな絵じゃなかったけど。




当時の挿し絵はこの雰囲気!
木の上にカップを放り投げて、お茶する。
お片付けは、全部下に落とす。(^○^)




ピッピとニルソン氏


馬はかついでベランダに。
隣に住むのは、トミーとアンニカ。




今回調べたら、1970年代に宮崎駿がアニメ化
したくてスウェーデンまで行ったけど、
リンドグレーンに会えず、許可も取れなかったとか。「世界一強い女の子」は、宮崎監督に
とっても、相当、魅力的だったに違いない。