ないけれど、ようやく読んだ
「渋江抽斎」 by 森・鷗・外!
宮本さん渾身の名曲「歴史」
♪『歴史・・・名作山椒太夫。
そして渋江抽斎に至って輝きは極限。
そう、極限に達した。
凄みのある口語文は最高さ』
という歌詞を見て、読んでみるものの、
難しくて挫折した・・というファンあるあるの
正しい意味を探る「考証学」の学者でもある。
でも、全然有名じゃない人。なのに
鷗外がなぜ史伝を書いたか?というと、
「自分に似てる!」と思ったかららしい。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170404/19/yume-nomata-yume/4c/57/j/o0239021113906075876.jpg?caw=800)
森鷗外は相当マニアックな人らしく、
江戸時代の「武鑑」を集めていて、
→(武士の名簿や知行、石高、位官のデータ
一覧表or図鑑みたいなもの)
その過程でたびたび目にする「渋江蔵書」と
でも、全然有名じゃない人。なのに
鷗外がなぜ史伝を書いたか?というと、
「自分に似てる!」と思ったかららしい。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170404/19/yume-nomata-yume/4c/57/j/o0239021113906075876.jpg?caw=800)
森鷗外は相当マニアックな人らしく、
江戸時代の「武鑑」を集めていて、
→(武士の名簿や知行、石高、位官のデータ
一覧表or図鑑みたいなもの)
その過程でたびたび目にする「渋江蔵書」と
各藩の武鑑が、たーくさんある。
「耳をすませば」で、雫が「天沢蔵書」の印に
惹かれたのとちょっと似てるかなぁ。。
そんな尊敬と、恋心が混じったような、
運命的な出会いの力に引き寄せられ、、
森鷗外は「渋江さん探し」に没頭する。
しかも、渋江抽斎の存在を調べる過程から
事細かに説明し始める、という、これまた
マニアック、及び型破りな構成で。。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170404/19/yume-nomata-yume/df/84/j/o0720096013906075882.jpg?caw=800)
裏表紙の解説
「耳をすませば」で、雫が「天沢蔵書」の印に
惹かれたのとちょっと似てるかなぁ。。
そんな尊敬と、恋心が混じったような、
運命的な出会いの力に引き寄せられ、、
森鷗外は「渋江さん探し」に没頭する。
しかも、渋江抽斎の存在を調べる過程から
事細かに説明し始める、という、これまた
マニアック、及び型破りな構成で。。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170404/19/yume-nomata-yume/df/84/j/o0720096013906075882.jpg?caw=800)
裏表紙の解説
しかも三分の一くらいは、渋江抽斎の家族や
友人の、出自等の説明に終始する。
抽斎が影響を受けた名もない趣味人の
先祖、妻、妻の親、その弟、弟のエピソード
抽斎が影響を受けた名もない趣味人の
先祖、妻、妻の親、その弟、弟のエピソード
・・・と話題が拡散してゆくので、
なんじゃこれ?まるで宮本さんの
なんじゃこれ?まるで宮本さんの
バラエティーでのトークではないか?。。と。
皆さんが、「わからなくて挫折した」というのは、意味がわからないんじゃなくて、
なんのこっちゃ?という意味不明につき、
読む忍耐が続かなかった・・という事らしい
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170404/19/yume-nomata-yume/cb/10/j/o0300016813906075886.jpg?caw=800)
さらに斬新なことに、抽斎の伝記でありながら、本の半分で抽斎は死に、
後は明治〇年・抽斎の死後〇年目・・と、
家族と友人の様子を淡々とレポートし続け
これが死後50年以上続いちゃう。
で、面白くないかと言えば、これが結構
面白かった! 最初は忍耐&
あ~無理っぼい・・・という挫折感しかなかったが、幕末の動きが出てからは、
知ってる偉人も出てきて楽しくなった!
でも、明治の文豪に傾倒する宮本さん
皆さんが、「わからなくて挫折した」というのは、意味がわからないんじゃなくて、
なんのこっちゃ?という意味不明につき、
読む忍耐が続かなかった・・という事らしい
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170404/19/yume-nomata-yume/cb/10/j/o0300016813906075886.jpg?caw=800)
さらに斬新なことに、抽斎の伝記でありながら、本の半分で抽斎は死に、
後は明治〇年・抽斎の死後〇年目・・と、
家族と友人の様子を淡々とレポートし続け
これが死後50年以上続いちゃう。
で、面白くないかと言えば、これが結構
面白かった! 最初は忍耐&
あ~無理っぼい・・・という挫折感しかなかったが、幕末の動きが出てからは、
知ってる偉人も出てきて楽しくなった!
でも、明治の文豪に傾倒する宮本さん
みたいな感動には、当然至らず。。。
こういう文章に親しむので、初期エレカシ
の歌詞は、ちょいちょい文語調なのよ。
ロックなのに。。たまらぬ魅力。(^^)v
こういう文章に親しむので、初期エレカシ
の歌詞は、ちょいちょい文語調なのよ。
ロックなのに。。たまらぬ魅力。(^^)v
妻や妹、弟が2、30代でどんどん死んでゆくし、産まれた子供も次々夭折してしまう。
離婚も多いよ。キッパリしてるー
そして、知人、親類筋の結び付きが濃い!
家には常に「食客」として、学を志す知人の
そして、知人、親類筋の結び付きが濃い!
家には常に「食客」として、学を志す知人の
息子やら、親類筋のそのまた知人やら、、
面倒みてあげる他人が同居していて、
習い事の為、知人に弟子入りするとか、
就職、家探し、縁談の口利き、喧嘩の仲裁
・・・人間関係、超濃密だわー。。。
鷗外はいちいち、〇年〇月〇日、
この時抽斎〇才、妻〇才、子供〇才、〇才、
習い事の為、知人に弟子入りするとか、
就職、家探し、縁談の口利き、喧嘩の仲裁
・・・人間関係、超濃密だわー。。。
鷗外はいちいち、〇年〇月〇日、
この時抽斎〇才、妻〇才、子供〇才、〇才、
〇〇から〇年後の出来事で、〇と〇は〇才の
年の差がある。。と、めちゃめちゃ数字を
挙げて解説するんだけど、きっとご本人も、
抽斎に成り変わって茶の間に座り、
時々の情況をシミュレーションする為、
必要な作業だったのかも。
この人の方がオモシロイ。
ここ、抽斎が金目当ての狼藉者に襲われる
ここ、抽斎が金目当ての狼藉者に襲われる
のを救った、坂本龍馬のおりょうさん以上の