2016年を振り返る | Aussie Physio (オーストラリアの理学療法)

Aussie Physio (オーストラリアの理学療法)

日本で理学療法士として働いた後

オーストラリアでPhysiotherapist (理学療法士)になるために渡豪

そんな日々の中での気づき

つい先日、 オーストラリアスタディーツアーと題して6人の日本人理学療法士の方々(学生一名)がパースに来てくださいました。内容としては、パースにある  Sir Charles Gairdner病院見学と僕が実際に働いているクリニックの見学、そしてパース観光を楽しんでもらいました。

 

色々とお世話になっている岩田研二さんのブログにツアーの様子が載っていますので興味のある方は是非彼のブログをご覧ください。また来年も行う予定ですので、興味のある方は是非ご参加ください!

 

日本で様々な分野で活躍されている先生方、また学生さんながらも国際的な活動をされている方もいて本当に刺激的な時間を過ごさせてもらいました。僕がこちらで活動していることが、何らかの形で日本との理学療法士の方々への架け橋となれればいいなと強く思いました。

 

そんな充実した時間を過ごさせてもらった12月ですが、そろそろ2016年も終わりに近づいているということで、自分の中のこの一年の心境だったりを書いていこうかなと思います。

 

 

 

2016年の一年間は、自分にとっても色々なことがあった一年でした。以前のブログにも書いたように、本当に自分にとって大事だった人を傷つけてしまい、何を大事にしていけばいいのか迷った一年。今年は大学院を本来であれば終える予定であったのに、大学側が海外留学生を入れすぎてしまい、履修科目に登録ができず、一年間の Gap Year  (休学)となってしまった年。そんな中でも以前働いていた職場の上司が独立をするということで声をかけてもらい、一緒に新しいクリニックの立ち上げを手伝わせてもらうといった貴重な経験などをさせてもらいました。

 

 

また、9月には日本でご活躍されている福井勉先生のメルボルン講演会にお邪魔させて頂き、海外で自分のオリジナリティを出していくことの重要性、そしてそれを背負って戦う福井先生の姿に本当に胸が熱くなり、その夜一人で興奮して眠れなくなったのを覚えています。ただ言葉にするだけでなく、背中で語ってくれた福井先生のような素晴らしい理学療法士がいる日本をとても誇りに思いました。

 

 

そして、11月には自分の大事な友人であり、人生の先輩であり、お兄ちゃん的な存在の友人と旅行に行って来ました。詳しいことは書きませんが、今回の旅行には理由があり、もちろん一緒に観光ができたことも楽しかったですが、本当に意義があったのは、お互いの心境やこれからのことなどを沢山話せたことだと思います。彼は、僕が自分の存在が人に影響を与えていることに対してより自覚を持つようにとも教えてくれました。自分は自分だったし、特別な存在って思ってもいないけど、客観的に自分のことを見てくれている人がいること、そして自分がオーストラリアで働かせてもらっているということをもっと還元していければと強く思いました。

 

 

このように自分がオーストラリアで働かせてもらっているということで色々な出会いがあり、素晴らしい経験をさせてもらった Gap Yearとなりましたが、来年からは残りの修士課程も始まり、より多くのことを学ばせてもらう年になると思います。僕はオーストラリアで再度資格をとり、こっちで働いているということで一見自分のやりたいことがわかっているように見えるかもしれません。でも、僕も日々自分の中での心境の変化があり、何が正しいのか、何をしたいのか、これからどうなっていきたいのか、それが変わっているのも事実です。ただ、この一年を通じて思ったのが、自分が今こうやって生きて何かしら形を残していくことが出来ていることは、多くの人が望んでも叶えることが出来なかったことでもあると思うと、本当に一生懸命に生きることが大事で、小さなことでもいいから自分が存在したことの意義を感じて生きていければなと思いました。

 

 

まだ少し早いですが、皆さんにとっても実りのある一年であったことをお祈りしています。来年も素敵なことも、辛いことも全て意味のある年になるよう人生を楽しんでいきましょう。