丸7年 | Aussie Physio (オーストラリアの理学療法)

Aussie Physio (オーストラリアの理学療法)

日本で理学療法士として働いた後

オーストラリアでPhysiotherapist (理学療法士)になるために渡豪

そんな日々の中での気づき

丸7年

昨日は自分が2009年に日本を発って丸7年でした。

7年前、まだ自分がどうなるかもわからずに、ただオーストラリアで理学療法士になりたいといった気持ちだけで飛び出していった24歳の冬。

つい先週まで日本に帰国していたこともあり、色々なことを感じた一年になりました。日本の理学療法のこと、自分の未来のこと、そして自分の家族のこと。

今回の帰国は、本当に色々な出会いがあり、今まで自分が行ってきたことを客観的に見ることができた良い機会になりました。当初の目的は、オーストラリアで理学療法士になること。その夢を叶えるために必死になった4年半でした。楽なことの方が少ない道のりでしたが、失ったものと同じくらい得たものもある人生の転機となった数年でした。

その夢を叶えた後は、理学療法士としての技術と知識をより伸ばしていくこと、そういった意味で大学院にも入学し、現在も継続しているところですが、今度はそれを終えるとどうしたらいいのだろう。正直そういった気持ちがでてきました。



僕には6年間近く付き合っている彼女がいました。大学院に進学するかどうかを考えている時も、もちろん自分の知識と技術の向上のためといった理由はありましたが、その人は国外から来ていたため、その人の国で働くとなると将来的にオーストラリアの修士などの資格があると仕事も見つかりやすいだろうし、色んな面でプラスになるだろうと思って進学したのですが、実はそれがその人にとっては本当に嫌だったようで。。。

仕事と大学院の両立ということもあってやはり平日などはあまり時間を過ごしてあげることができず、結局すれ違いになってしまい別れてしまいました。その時、自分はなんでそういったことを犠牲にしてまでこんなに勉強しているんだろう、と正直思ってしまいました。ただ、やはり臨床にいると、オーストラリアでも日本人の自分を患者さんが必要としてくれる、そういったことが本当に支えになって、やっぱり自分はこの仕事が大好きなんだなぁって思うと、進学して良かったし、今はその人とのタイミングじゃなかったんだと思います。

どうしてこういった話をするかというと、オーストラリアで理学療法士になるといった目的はもちろん一番最初にありましたが、やっぱり僕らも人間で、何か目標を達成しようとしてる中で色んな人との出会いがあり、今後僕のようにオーストラリアに来ようと思っている方々も、少なからず何かを犠牲にしながら前に進んでいくことになると思います。決して楽な道のりではないですが、何が正解で、何が間違えってことはなく、それを楽しみながら、苦しみながら進んでいくと、ふっと振り返ったときに自分の歩んできた道が自分をどこまで運んできてくれたのかが見えてくるんじゃないかなって感じました。

日本にいるPTのみなさんは、やっぱり勉強熱心で自分もまだまだ沢山勉強しないといけないなぁと感じる帰国になりました。今後も自分は自分のペースで色々な情報発信をしていければなと思います。今日も読んでくださりありがとうございました。

江戸英明