丸4年 | Aussie Physio (オーストラリアの理学療法)

Aussie Physio (オーストラリアの理学療法)

日本で理学療法士として働いた後

オーストラリアでPhysiotherapist (理学療法士)になるために渡豪

そんな日々の中での気づき

2009年2月7日、ちょうど今から4年前の今日この日に、自分は日本を発ちました。期待と不安が入り混じった感情の中、オーストラリアで理学療法士になるという目標を決めて、さらに違った視点から理学療法を勉強するため、自分の世界を広げるため、そしてまだ見ぬたくさんの人とこれから理学療法を通じて出会い、関わっていきたいという思いの中日本の成田空港を後にしました。


こちらに来て二年間、ただ毎日英語の勉強をくり返す日々、そんな中でたくさんの人と出会い、色々な価値観を知り、正直当初の目標がぶれかけることもありました。大学に入学するために英語の勉強をくり返すも、IELTSという英語のテストでなかなか点数が取れず、本当に大学にこれで入れるのかと何度も不安になりました。そんな中でも何とか大学入学の資格を得て2011年の1月より西オーストラリア州にあるカーティン大学理学療法学科に入学できました(どのようにして入ったかは、またいつか書きたいと思います!)。


大学が始まってから今日までの二年間、勉強勉強をくり返す日々。唯一リラックスできるはずの週末も大学のレポートや試験勉強に追われ、10時間のバイトでなんとか家賃と食費を稼ぎ、あまった時間をまた勉強に。そんなこんなでやっと4年生にたどり着き、今日無事にCardiopulmonary(呼吸循環器系)での実習をPassしました。


この実習で学んだ事は本当にたくさんでここには全て書ききれないけど、とても刺激的な毎日でした。例えば理学療法士として患者さんを診るのにDrからのオーダーを待つのではなく、その病棟(自分がいたのは外科病棟)で患者さんのリストに目を通してどの患者さんがPhysiotherapyが必要かを自分ともう一人のStudentで、術式、年齢、既往歴、SocialHistory (家屋構造で要階段練習など)などを元に予測を立てていく。そこからさらにNursing staffからのハンドオーバー(申し送り)をもとにADL,基本動作の介助量などを朝の8時から約30分で情報収集をし、その中で自分なりに理由を立てて、なぜこの患者さんを優先的に診る必要があるのか、何が必要なのかを自分のスーパーバイザーに報告。40床ある病棟を自分ともう一人の学生で半分ずつ受け持っていたのでなかなか忙しい実習でしたが、Physiotherapistの急性期外科病棟における役割をたくさん勉強させてもらいました。


そして前回のブログにも書いたように、呼吸の評価、基本動作の評価を行い早期離床、早期Dischargeに向けて学生での普通にPhysiotherapistとして働く、というのがこちらの実習の現状です。学生のうちからこれだけたくさんの症例数を見せてもらえるというのは本当にいい経験になるし、Cardiopulmonaryに関しての大学での勉強は本当に即臨床に活かせるように教えられていてとても効率的な教育システムだなと感心しました。


そんなこんなで、来週からはMusculoskeletal(筋骨格系)の実習です。ここでは整形外来の実習を5週間経験させてもらいます。また色々と悩むこともあると思いますが、色々と勉強してきたいと思います!!


4年間・・・・今までで一番たくさん学び、一番たくさん悩んだけど、それでも充実した4年間でした。自分はなんとか元気にやってます☆



ベクトルがな自分に向きすぎなんや!!

写真は病院のスーパーバイザー(中央)と仲良しのブラジル人学生(右、理学療法士in Brazil)と一緒に今日最終日に!