実習途中経過☆ | Aussie Physio (オーストラリアの理学療法)

Aussie Physio (オーストラリアの理学療法)

日本で理学療法士として働いた後

オーストラリアでPhysiotherapist (理学療法士)になるために渡豪

そんな日々の中での気づき

すんごい久しぶりに更新☆今日は独り言で愚痴ってしまおうかなと。愚痴っていっても、誰かの悪口を言うわけじゃなくて、自分のふがいなさについて。ちょうど明日で初めての臨床実習が2週間を終えるところ。今のところの感想は、はっきりいって自分ってこんなにできなかったけと少々落ち込み気味。




まず、自分が新しい患者さんを担当するようになったときに、患者さんがどういう状態で、どういう評価項目が必要かっていうのを書き出す事にすごく時間がかかる。英語の単語が理解できなかったり、カルテが読めなかったり、苦労することがたくさん。それでもその作業には少しは慣れてきた状態。そこから今度はスーパーバイザーに相談して、自分がどういう評価をしようと考えているのかを伝えると、いくつかの評価項目が抜けてたり、とくに必要ない評価が入ってたりと、少し困惑しているところ。




日本の理学療法と比べて、こちらでの理学療法評価は、外傷(複雑骨折、多部位骨折、交通外傷などなど)に関連した領域では、まずベッド臥床が長い印象を受けた。大腿骨頚部骨折でDHSをした30代の男性が傷口が治るまでベッドで安静、その後Hydrotherapyといってプールで25%加重を3週間といったぐあい。骨折方がそこまで不安定なのか、それともDrが保守的なのかわはっきりしないけど、それにしてもベッド安静っていうのはどうなのかなと思った。若いし上肢の機能になんの問題もなし、健側下肢もMMT5あるのに松葉杖の練習できるのではと、少し困惑気味。さらに、この患者さんは痛みの範囲内で患側を動かしてもいいというオーダー(ますます、ベッド上安静の意味を問いたくなるけど)。




その他にも、ADLの練習をPTがすることはほとんどない。OTがほぼ全員の患者さんに対してADL指導を行い、車椅子を使うのもPTではなくOTの仕事、こちらから「車椅子を持ってきますね」とはまずならない。これがいいことなのか、悪い事なのかは決められないけど、日本で理学療法士として働いてたときの方が、患者さんの状態に合わせて何が必要なのか、もっと考えていたと思う。病棟でのADLをPTが考慮することはまずないし、術後の歩行訓練、ステップの練習と自主練を教えたら、あとはそれを退院するまで行っていくっていうような感じ。患者さんたちもみんな早く家に帰りたい人が多いから、細かいADLまで考えずに退院することが多いみたい。




そんなこんなで、僕の実習は2週目を迎えようとしていますが、それでもたくさん学ぶことがあって勉強になります。なにより英語でのコミュニケーションが一番苦労しているところ。自分になかなか自信がもてずにいる今日この頃ですが、何とかここを乗り切らないと。毎日スーパー落ち込んでるけど、その分だけ成長してると信じて明日もやっていこうと思います。