救急車を呼べる状態じゃない…。 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

義姉は、あの頃まだタバコを吸っていて

一人で車椅子でテラスに出て一服していたのだ。

 

 

 

 

行きは良かったのだけど

帰りは数cmの段差があって

そこを独りで乗り越えられず

勢いで後ろにひっくり返ってしまったのだ。

 

 

 

 

 

お昼の時間まで

下に住んでいるモロッコ人女性に

義姉のランチのお世話してもらえるように頼んでいた。

 

 

 

 

食後の時間帯は義姉は寝ているハズだったのだけど

独りで動いて惨事を引き起こした。

 

 

 

 

あの頃は、独りでトイレも行っていたし

車椅子からベッドへの移動も

独りでできていたので

「独りでできるもん」感満載で、余計大変だった…ニヤニヤ

 

 

 

 

 

 

 

義姉は、頭を打って一瞬、気を失って

無意識の時に失禁してしまったのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

夫は、すぐに救急車を呼びたかったのだけど

この垂れ流しの状態では担架に乗せられない

と思って

 

 

 

まずは車椅子を起こし

義姉を車椅子にのせて

そのままシャワーの下に連れて行って洗って

着替えさせてから救急車を呼んだ。

 

 

 

 

 

 

義姉は運ばれた時には

意識はしっかりしていたけれど

後頭部を強打して内出血していたので

緊急手術となってしまったガーン

 

 

 

 

 

義姉は夫に、明日モロッコに発ちなさい!

私は大丈夫だから!と

夫にモロッコ行きを強く勧めた。

 

 

 

 

 

夫は血の気が引ける思いで

義姉の親友Nさんに電話した。

 

 

階下に住んでいるモロッコ人のFさんも

Nさんと同郷なので二人に明日からの見舞いと

その後のことを頼んだ。

 

 

 

 

 

階下のFさんは、鍵を渡しても大丈夫なくらい

信用できる女性で良かった…おねがい

 

 

 

 

 

こうして夫は、術後のお見舞いにも行けないまま

バタバタとモロッコへと旅立った。

 

 

いやはや、この時

打ちどころ悪くて死なずに良かったよね〜、と

心から思ったわ…。

 

 

 

 

つづく