昨日、娘と歩道を歩いていたら
物凄い悲鳴が車道から聞こえてきた。
ななな、何事！？
と振り向くと
それは車の中からだった
しかも女性1人が乗っていて
彼女が叫んでいる。
「キャーーーーー！」
何？何？
ゴキブリでも出たの！？
でも彼女は前を向いて叫んでいる。
そして私と娘は、彼女が何に向かって叫んでいるのか
確かめるため、彼女の目線の先を追った
すると、ゴミ収集車が止まっていて
車の進行を全てブロックしていたのだ。
「信じられない！止めてよ！キャーーーーー
」
いやね、解るよ。
夕方18時にゴミ収集車がウロウロするのは良くないよね。
しかも、最近のイタリアのゴミ収集車は
全てドイツ製のマグネット式で巨大ゴミ箱を持ち上げて
ゴミ収取者の上まで持ち上げてから
ザザザーーーッとゴミを排出させる仕組みで
えらく時間が掛かるんだ。
あの彼女の叫びようには驚いたけれど
彼女に何かとても深刻な用事が襲いかかっているのかも
しれないではないか！
例えば、病院からお父さんが危篤だと連絡があった
とか
プールで子供が失神した
とか
旦那さんが職場で倒れた
とか
あの叫びようは、普通ではないよ。
本当に可哀想なんだけど
ゴミ収集車の車体の後ろ側には
待たせている車に読ませるために
さらにムカつく傲慢な一言がデカデカと書いてあるんだ。
Aspettami 1 minuto 1分待って
Furia?? 急いでる？？
ホント、これ見ると脱力するよね。
突然自分の車の前でゴミ収集車が止まったら
それは不幸と捉えず
深呼吸できる3分間と思って
ゆっくりと自分を整えよう
って彼女は、そんな余裕ないから叫んでるんだっちゅーの
その後、何事もなかったことを祈ります