人間は基本的に変わりたくない生き物。 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

私は最近習慣を変える試みをしているけれど

どうしてもラクな方に流されてしまって苦戦している。

 

 

介護をしていた時は

それはもう

やる気を失わせる「うんちコール」などがあると

その後ガックリとして

その直前までにやろうとしていたことも

出来ない事が多々あった。

 

 

介護でなるべく

「感情の浮き沈みを減らす」ため

期待をしない努力をしていた。

 

 

例えば、今日はあそこに行けるかな?

と、ワクワクしないこと。

 

行けたら良いし

行けなかったら残念だけど、それで良い

 

といった感じに。

 

 

自分をこのニュートラルな状態にしておかないと

感情はハイに上がっていたところを

介護中のイベントで、もぐら叩きのように

ハイな感情を叩きのめされ、その後、地中にまで落ちる危険性があるから。

 

 

地中に落ちると、這い上がってくるまでに

意外にも体力を使ってしまうので

感情だけで疲れてしまう事態が発生する。

 

 

つまり、私はハイにもならず落ち込むこともせず

なるべくニュートラルに自分の感情を保つ事を

常に心掛けてきたのだ。

 

 

だから出かけたくても

出かけなくても良い

簡単に言うと、どーでもいー状態を保つ。

 

 

それに長年慣れてきてしまった私には

今の、完全にフリーな状態に解き放たれた時に

今度はガツガツとやりたい放題やっていいのに

それが出来なくなってしまっているのね。

 






 

だから、とても単調な作業で

私の魂が喜ぶ事を

コツコツ続けることから始めている。

 

 

心の静寂を保てる作業。

 

 

例えば、アラビア語を書く。

(前回のレッスンの復習をするだけ)

 

 

私は書道セットを持ってきていないので

筆で半紙に書くことは出来ないけれど

同じような癒しをもたらしてくれる。

 

 

朝食後、15分以内の運動をする。

 

これが朝食前となると

私はガンとして動けずに1ヶ月を過ごしていたのだけれど

朝食後、血糖値を下げることを目標とすれば

簡単に続けられるようになったのだ。

 

 

私はずっと夜型できているので

朝スッキリと起きるには

早起きは無理だ。

 

夜型は、夜型なりに7時以降にしか起きられない。

 

そこから朝食に行くのか

運動しに起き上がるのか?

この2択ならば、私は朝食にダイレクトに行きたい気分なのだ。

 

運動しようなんて考えたら

ずっと布団を被ってウジウジしているだろう。

 

人間は基本的に「絶対に変わりたくない」と思っている。

ホメオスタシスが働いて

なるべく「変わらないで良いよ!」って声を拾いたい。

 

 

私の友人は、1年間のスポーツジムを契約したのに

最初の1ヶ月の後は、ずっと通わずに放置してしまったという。

 

それくらい、失うお金よりも

変わりたくない自分の怠惰な思いの方が優勢なのだ。

 

だから、運動を始めたい時に

お金を掛けてやることや

外に出なければ出来ないことなど

最初から計画しない方が良い。

 

なるべく家で出来る、ハードルの低い良い方法を見つけて

私は家での食後の運動ならば、簡単に1ヶ月は続いている。

 

 

 

夜、全てを終えた後

電子ピアノを弾いて楽しむ。

 

これは1日の終了のご褒美だ。

 

何故か、介護中はピアノを弾く気分ではなかった。

 

だけど、今なら気持ち良くピアノに向き合える。

 

 

 

こうして、毎日、自分がスマホのショート動画に流されるのではなく

自分が自分の上に立って

なるべく統率している自覚をしながら

 

無理のないように自分の生活をシフトしていくこと。

 

与えられた時間を

何に使うかを常に考えながら

時計と睨めっこして生きること。

 

そして計画通りにうまく行けば

自分にご褒美の時間を与えてあげると良い。

 

できれば、おめでとう!と

飛び上がって喜んであげると

脳はその喜びがまた欲しくて継続するキラキラ

 

 

先日会った友人に

 

「りっちゃんの夢が叶ったね!介護から解放されたじゃん!」

 

と言われた。

 

本当にそうだね。

 

今度は、この神様から与えられた時間を

どれだけ有意義に使っていくかが

私の本当の夢を叶える鍵となっていくんだ流れ星