ドラ息子からのメッセージ | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

義姉が亡くなって2ヶ月。

 

まだキャッシュディスペンサーが

イタリアにいると思っているドラ息子。

 

 

そう、ドラ息子は

私が同居していた義姉を

母親として大切に扱った事はなく

 

 

結局は、ただの送金マシンだと思っていただけなんだ。

 

 

 

 

 

先日、夫にM氏経由でドラ息子からメッセージが届いたらしい。

 

「羊購入のための金を援助してくんなまし。」

 

(M氏は義姉の晩年、毎回モロッコ行きの時に

 一緒に飛行機で同行してくれていた男性ね)

 

 

 

 

犠牲祭という、羊一頭を各家庭で屠る

イスラムで最大のお祭りが17日にあるらしい。

 

ラマダンの断食月も大切だけど

 

犠牲祭の方が、羊がわんさかトラックの荷台に載せられて

ドナドナされてきたりするので

 

視覚的に子供達がキャッキャと盛り上がっていて楽しげだ。

 

そして犠牲祭当日は、子供達は新しい洋服を買ってもらって

晴れやかな気分で朝を迎え

パパが屋上や路上で羊を屠り

ママが新鮮なレバーの網脂包みの串刺しを炭火で焼いてくれるのを待つ。

 




 

この羊を、例年ドラ息子は

義姉が送金したお金で購入していた。

 

見栄っ張りなので近所で一番大きな羊を買って

見よ!俺様の立派な羊を!と自慢するニヤニヤ


羊1頭のお値段は大抵250〜400ユーロ程度する。

モロッコではかなりの出費なのに

みんな命をかけて羊を買う。

 

そしてドラ息子は羊を買ってお金を使い切ってしまったあと

まだ子供達の洋服を買っていないんだ!と

追加のお金を催促してくるのが恒例だった驚き

 

 

 

その癖がまだ抜けず

うちの夫がキャッシュディスペンサーになってくれるとでも思ったのか?

 

それなら、それなりに

夫との関係を良好に保つべきなのに

数々のすったもんだ事件を起こして

夫に絶縁されながらも

 

M氏経由でメッセージを転送させて

夫に「羊の金くれくれ」と言ってくるとは銃

 

何て失礼な生き物なんでしょうナイフ(もう、人間とは思えない)




しかも夫の友人であるM氏に

その恥ずかしいメッセージを転送させるなんて

第三者まで巻き込んでくる恥知らずな生き物よっ!!

 

 

やっとこのオドロオドロしい生き物と

完全に縁を切れると思っていたら

未だ向こうは都合の良い時だけ頼りにしてくるという.....。

 

 

本当に気持ち悪いので

夫は完全無視を決め込むそうですわ。

 

 

それなりに良好な関係を築き上げてきた人間には

そんなことしませんよ。

 

義弟の未亡人の奥さんには送金しますし

ご近所の未亡人やシングルマザーにもお金を喜捨しますし

 

だけど、あの生き物にはくれてやるか!って話ですわよおいで奥様!

失礼極まりないですわよチュー



これから、くれくれ詐欺を試みても

完全無視で参ります。

 

 

 

在モロッコ日本大使館のホームページを見たところ

このような記述が…

 

羊犠牲祭はお金がかかるお祭りです。

お金を工面できないモロッコ人が、窃盗、強盗などの犯罪を引き起こす事例が報告されています。

 

羊犠牲祭の前は、普段にも増して次の点にご注意ください。

(1)必要以上の現金は所持しない

(2)車内に貴重品を置いたまま車から離れるといった

   車上荒らしの原因となるようなことは避ける

(3)家の戸締りはしっかりと行う

 

と、書いてありましたよ真顔

 

 

これは在住者向けの注意事項っぽいですが

旅行者こそ狙われる可能性が高いですから
 

17日以前にモロッコをご旅行される方は

いつにも増してご注意くださいねウインク

 

ドラ息子みたいな生き物が

優しく手招きしてきてお茶に誘われても

断固、お断りするようにして下さいね。

 

 

そして犠牲祭の後の2週間はモロッコは

日本の正月三が日のような状態が長く続きますので

在住者向けの商店などは閉まります。

 

観光地は大丈夫ですが

いつもと様子が違うことになりますので

色々とご注意下さいねウインク

 

 

モロッコの羊肉は

臭みもなく本当に美味しいので

もし機会があれば羊の炭火焼きをご堪能頂きたいですちゅー