後先考えずにお金を使ってしまうモロッコ人。
PRIMARKの子供服コーナーで孫達に爆買いし
自分にも、自分の子供達にも
何も買っていなかったF女史でした。
だから、夫が洋服屋さんのお友達と話して
F女史が好きなものを何でも選ばせて!
お金は後で僕が払うから。
ということで、私はF女史を友人のお店にご案内。
息子と、娘の旦那様に男性用のD&Gのシャツや
ポロシャツを3着、自分用に鮮やかな水色のブラウスを選びました。
これだけで良いの??
と聞くと
もうこれで十分と言うので
その後、ポンテヴェッキオのジュエリー屋さんに行き
先日選んだネックレスを2000ユーロで購入。
先日交渉していた通り
F女史用のピアスもプレゼントしてもらっていましたよ。
あとは私と同じRaybanのサングラスが欲しいとのことで
見に行ったのですが、同じものはなかったけれど
シックな最新モデルを選んで、これも夫からのプレゼント。
いつも後払いの夫ですから
選んだらすぐにお持ち帰り。
夫は色んなお店にお友達がいるので後払いで良いのです。
夫が仕事が終わったあと
友人の洋服屋さんに顔を出したら
F女史が、4着しか選ばなかったと聞いて
「それじゃぁ、全然足りないだろう!」と
娘さんへのピンクのレースのワンピとか
自分で他にも色々選んで買ってきておりましたよ。
際限のないモロッコ人のお買い物
でも、これくらい夫はF女史に
昔からお世話になったということです。
F女史はイタリアを満喫出来たようで
(ローマに行けなかったのは残念だったけれどね)
その夜は夫が特別に注文していたビステッカ(Tボーンステーキ)をお家で焼きました。
だけどF女史、レア肉が食べられないとのことで
良く焼き〜←リストランテでコレやると怒られますので
レアが食べられない人は違うものを堪能してね。
寿司屋でイクラを茹でて下さい!って言っているようなものです
最終日の16日はみんな早めに寝て(私は3時まで寝なかったけれどね)
17日の朝3時にいつも夫の運転手をしてくれるA氏が迎えにきてくれてお別れ。
私は最後のカフェを淹れてあげて
F女史が「上にジャムが塗ってあるリンゴケーキが食べてみたい!」
と言ったので朝食用に作っておいたリンゴケーキを食べて
念の為パニーノを作って持たせたら
F女史はワッと泣きながら
「ありがとう、ありがとう」
と言いながら抱きしめてくれました。
夫が若い頃からお世話になっていたF女史。
いつもマラケシュで、最高のおもてなしをしてくれた彼女。
みんな歳を取って、世代は代わり
私と、子供達が今度はマラケシュに行きたがり
F女史にお世話になる日々が続き......。
この長年のお付き合いの恩返しは出来たかしら??
なんか、モロッコ人を満足させるのって
日本人の私には到底無理な気がするけれど
恩返しできるよう、心を込めてお付き合い致しました〜
この親戚以上に感じる関係って不思議なんですよね。
人間関係って、血縁とか関係なくて
魂レベルで感じるものだな〜って改めて思うのね
うちの息子とF女史のお孫さんJ君は
とても心通じ合っていて仲良く一緒に遊んでいるし
次世代にも繋がる関係でいて欲しいなぁと思います