北イタリアから帰ってきて
ホトホトお疲れだろうけれど
アウトレットに行きたいって
言っていたよね.....
ササッとお昼食べて
午後の散歩がてら行こうか??
とF女史に聞いてみると
そうするとのこと。
ランチは息子がラビオリを茹でて
トマトソースであえたものを
ものの5分で作ってくれた。
F女史は、その速さで
こんなに美味しいランチが出来上がるなんて
信じられなかったらしく
目を丸くしていた
モロッコ人はランチを作り始めたら
2時間は料理しているのに
この速さは何事!?
イタリア料理はズルいっ
そう、イタリア料理はズルいのだ
一番シンプルで
一番簡単で
一番美味しいの
これ食べちゃうと他のものが
食べられなくなっちゃうんだよね。
そんなこんなで、F女史は
息子が作ったラビオリ(茹でてソース絡めただけ)に
舌鼓を打った後、私達はアウトレットめがけてドライブ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240524/05/yum-yum-morocco/ad/22/j/o0810108015442593083.jpg?caw=800)
INCISAのTHE MALLに連れて行ってあげた。
その昔、イタリアに留学しにきた頃は
買い付けの仕事をしていた。
SPACE( プラダメインのアウトレット)や
THE MALL(グッチやプラダ、他にも色々)に何度通ったことだろう!
パリまでエルメスの買い付けに行ったこともある。
あの頃はなんでも安かったなぁ〜
プラダのナイロンバッグなら
100ユーロ代でガンガン買っていた。
それが、今は、
最低販売価格が700ユーロほど
娘さんの誕生日が5月15日だから
何かお買い得品があったら
買ってあげたい、とのこと。
でも、この値段では全然お買い得じゃないし
あなたの娘さんには富豪の夫が脇に付いているのだから
お母さんのF女史がわざわざ買ってあげなくても
いいんじゃね?って話さ。
こういう物は、
700ユーロを7ユーロに
勘違いしている富裕層が買えば良いのであって
私達は、目の保養に見学して帰りましょう
フィレンツェの中心街に
200ユーロも出せば
本当に素敵なバッグが買える店が沢山あるから
F女史は、ちょっとガッカリして
また、お決まりのカフェで一服しに行った。
タバコが吸えるテラス席に案内してくれた男の子が
チュニジア出身でアラビア語で話せて嬉しそうだった。
しっかし、どこのお店の商品も
奇抜過ぎて、コレ、タダでくれても要らない
って代物ばかりで、F女史も呆れていたよね。
以前私がやっていた買い付けの仕事は
20年後には中国人が同じ事をやり始め
ロシアの戦争後は中国人も消え去り
ロシア人の上客も消え去り
一体、今は誰が買いに来るのだろう??
BUYMAなどでの販売も
円が弱過ぎて、なかなか難しいのではないかな?
ブランド品を持ち歩くのが
ステイタスだった時代は終わり
自分が本当に良いと思うものを見極めて
自分が納得いくお値段で購入して
オシャレできるのが素敵な人だと思う