スマホが落ちていたら、どうする?? | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

中心街から自転車で家に帰っていて

横断歩道の信号待ちをしていた。

 

Vialeという、かなり車の往来の激しい通りね。

 

 

 

信号が青になって前進していると

自転車の前輪の辺りにスマホが落ちている。

 

 

 

 

 

あれ?私のじゃ無いよね?


 とっさに確認すると、私のスマホはポッケに入っている。

 

 

横断歩道に落ちているスマホは

昨日のブログの話と被るけれど

 

「私を拾ってぇーーーー滝汗おいでえーんおいで

 

と私に訴えているのが解った。

まるで天の声だ指差し

 

 

もう、車とかバイクに轢かれてグシャグシャとかなら

ハイ、ご臨終!

って感じだけれど

 

そのスマホは、まだ誰にも轢かれずに

そこで「拾って光線」を私に送っていたのだ。

 

 

潰されていないし、誰かが落としたばかりの可能性が高い

ということよね。

 

 

私は面倒なことになるのは嫌だけど

そのスマホを拾い上げ、公園の方に入り

自転車をとめてスマホを観察した。

 

 

公園のベンチに一度座って

スマホの裏側を見ると

私も知っているLUDOTECA(子供の遊び場)0〜6歳

と書いてある入場証が挟まっている。

 

子供がいる親御さんのスマホだ。

 

 

 

金曜礼拝でモスクに行っている

夫に電話してみた。

 

 

「ねぇ、スマホを拾ったんだけど、どうしよう?」

 

夫は

 

電源が入っているのなら、君が持っていれば

持ち主から電話が掛かってくるから。持っていて!

 

 

えー、でもー、

 

ベンチに座ってオドオドしていると

 

すぐに電話が掛かってきた!

 

 

私は急いで出てみると、スマホの持ち主だったお願い

 

今、お近くですか?あなたのスマホを横断歩道で拾って

私は公園の入り口近くにいますけど。

 

「ありがとうございます!僕は今、子供と公園の遊具があるところに着いて

 電話がないことに気がついて!そちらに子供と向かいますアセアセ

 

 

あなた、何色の服を着ていますか?

お子さん、おいくつですか?

 

 

「子供は4歳で、僕は白いシャツを着ています。」

 

 

 

あー、良かった。これですぐに手渡せるおねがい





 

 

私は公園の遊具方面に歩いて行くと

男の子を肩車した白いポロシャツを着た、汗だくのパパが歩いてきた。

 

 

私が彼のスマホを手渡すと

 

「本当にありがとうございます!あなたに何をしてあげられるかな?

 ねぇ、言って!何がしてあげられるかな!?」

 

 

 

そんな、何も要らないですよニコニコ

 

 

 

「落としたことに、全然気がついてなくて。
 この子が横断歩道で大暴れしたものだから.....。」

 

 

 

うん、うん、解ります照れ今が一番大変な時ですよね。

 

 

 

「そして、妻は今病院にいて、電話で連絡取らなければならなかったから.....

  本当に拾って頂けて良かった。」

 

 

 

え?奥様具合悪いの?

 

 

 

「いえいえ、今、子供が産まれるところです目がハート

 

 

 

まぁ!それはそれは!おめでとうございますお願い

 

 

 

 

この時、私はある人を思い出した。

 

このブログの読者さんであれば、思い当たりませんか?

 

そう、モロッコ人のM君のお話グラサン

M君の奥さんが子供を産むまでに起こった惨事を綴った記事はこちらから♪ 


 

まさにM君のあの日をデジャヴュ昇天している感覚に陥りましたわ笑

 

 

まさに、奥さんが子供を産みに行ってしまった時のパパは

アワアワ、ソワソワ、気が気じゃない中

子供の世話までしなくちゃいけなくて

それはそれは、色んな事が起きうるワケですわニヤニヤ

 

 

もう、気の毒なくらいコテンパンにやられたM君みたいに滝汗

 

 

 

私は、M君のことは助けられなかったけれど

彼と同じ立場の、このパパを助けられて

本当に良かった飛び出すハート

 

あの時、地面からのスマホの叫びを

無視せずに拾って良かったデレデレ

 

パパの、心からホッとした顔が見れて良かったスター

 

 

「本当に、あなたに何がしてあげられるかな!?」

 

 

いや、本当に、何も要らんからウインク

 

 

彼は、革の手袋をした私の手を取って

私の手の甲にキスをして

まるで王室の挨拶のように膝をヒョコッと曲げて一礼したびっくり

 

 

「本当にありがとうございましたふんわりリボン

 

 

いえいえ、すぐにアナタに手渡せて良かったです。

早く赤ちゃんを抱っこ出来ますようにおすましペガサス

パパ、頑張って下さいミルクオーナメントハートのバルーン

 

 

私達は、とてもスッキリした幸せな気分で公園をあとにしたぽってりフラワー

 

そしてこの汗だくのパパに

これ以上、何も起こりませんように.....と、私は祈ったお願い



なんだか、今日の外出は

他に用事もあったのだけど

スマホを拾いに出かけたような

不思議な気分にさせられたスター