先日の土曜日、
夜遅く帰ってくるから
バスを待つより自転車の方が速いだろうと
私のチャリで出かけて行った娘は
その夜、突然雨が降って来たので
結局、夫が駅まで迎えに行って
チャリを中心街に置いてきてしまった。
私は翌日、中心街に行く用事があったので
チャリは私が取ってくるよ、と行って出かけた。
夫も仕事が終わったところで
一緒にカフェして
私は、ふと、あぁ今日はメルカート(市場)が出ている日だ。
以前いたコンブチャ売っているお兄さん、いるかしら??
と思って行ってみた。
市場が出ている広場に行って
チャリを停めた。
そのすぐ前の売店では
なんと発酵食品を作っている
ナントカ協会という私の知らないメンバーは外国人学生の団体が出ていた。
ゴメンナサイ、名前も覚えていない。
そこではキムチや味噌の試食
漬物になったキャベツが並び
私の前にいるマダムが
なんとコンブチャを試飲しているではないか
普段、こんな団体は出店しておらず
初めてみた売店でコンブチャがあるなんて
私は不思議なシンクロに驚きながら
マダムが質問している会話を傍で聞いていた。
このコンブチャは昆布茶ではなく
日本で、かつて紅茶キノコと呼ばれたものだ。
私は何度も言っているけれど
ブームという言い方が嫌いだ。
その食品は世界のどこかで
ずっと定番で存在し続けているのに
「あぁ、アレ、流行ったよね〜!」とか
軽くあしらわれて良いものか?????????
と、いつも思っちゃうの私だけ?
はい、話を戻しまして
紅茶の中にスコビーという
ゲル状の菌類を入れて発酵させ
発酵した紅茶を頂くもので
紅茶じゃなくても緑茶でもできる。
そして説明を聞いていると
なんと、そのスコビーを切って
無料でくれるというではないか
私が以前見たコンブチャを売っている男性は
確か、もう出来上がった発酵した紅茶を売っていたと
記憶していたので、まさかスコビーを頂けるとは
なんてラッキー
これで私も培養できるではないか
私は一通り、説明を聞き終わり
マダムはスコビーを一切れ頂いていて
私も同じようにハサミで切ってもらって
小さな瓶に培養液も一緒に入れてもらって
ありがたく頂いた
台の上にチップを入れる瓶が置いてあったので
ささやかなチップも置いてきた。
そして私はスキップはしなかったけれど
スキップする思いで
パン屋のファブちゃんのところに行って
「チャオ〜!ファブちゃん元気〜?
ねぇ、ねぇ、コンブチャのスコビー、もらっちゃった
かつて、あなたもお家で作っていたよね!」
お〜!
それ、僕も欲しい
しばらく飲んでいなかったんだ。
1リットルの紅茶を用意して
砂糖を大スプーン10杯入れて冷ましたところに
スコビーを入れて放置するんだ。
「え?大さじ10杯って150gも砂糖入れるの?
入れすぎじゃね?」
いや、そうすると、スコビーが早く発酵させてくれるんだよ。
「あぁ、ファブちゃん意外とせっかちだから」
糖分はスコビーが分解するんだから大丈夫だよ。
「ちょっと、そこは調べてみないとなんとも言えないけれど
ま、いいや。私も今夜作ってみる〜♪
ところで、以前コンブチャ売っていた男性は??」
あぁ、彼はもう来ないよ。
海外を旅することに決めて放浪している。
そうか〜、彼不在の市場で
今日初めて見る団体から
スコビーを頂けるなんてラッキーだわー
というワケで、思い付きから行動したのに
最初から導かれていたような
コンブチャで発酵紅茶を作ってみま〜す